『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第42話 感想

はじめに

こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。

今回は、『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第42話感想をお送りしたいと思います。

鬼太郎が裁判にかけられる? 妖怪殺しの真犯人は、一体誰なのか?

今回の感想

鬼太郎、逮捕!

ある日、いきなりカラス天狗に捕まる鬼太郎です。

どうして、鬼太郎が逮捕されるのでしょうか? カラス天狗は、「一つ目小僧への抹殺罪で逮捕状が出ている」と言います。目玉おやじ達は、妖怪大裁判で鬼太郎の潔白を証明しようとします。

妖怪大裁判が始まる

妖怪大裁判が始まります。カラス天狗が裁判官です。

しかし、鬼太郎の弁護側の人員が少ないです。目玉おやじと猫娘とぬりかべとねずみ男しかいません。砂かけばばあや子泣きじじい達は、どうしたのでしょうか? もしかして、何者かの妨害か?

一方、検察官は百々爺が務めるようです。

検察は、鬼太郎に対して「500年間の液状化刑」を求刑しました。液状化刑? ドロドロになってしまうのかな? えらいこっちゃ!

百々爺は、検察側の証人である呼子に質問をしていきます。

呼子の証言によると、彼は「鬼太郎が一つ目小僧を抹殺したのを見た」そうです。回想で流れる「一つ目小僧の抹殺シーン」です。

本当に見たのかな? 幻でも見せられたのではないのかな? ともかく、百々爺は、証拠として毛針と、鬼太郎の下駄、及び下駄の跡(のついた地面の一部)を提出します。おー、なんか裁判っぽいですね。

そして、今度は弁護側の番です。猫娘は、呼子が「偶然、殺害現場に出くわした」事に疑問を呈します。

猫娘「普段、めったに仲間と出会わない場所で、偶然にも、一つ目小僧が抹殺される殺害現場に出くわした・・・」

猫娘「おかしいと思いませんか? たまたま、都合よく、偶然に!」

さらに、呼子にたたみかけるように問う猫娘です。

猫娘「よく思い出してみてください。あなたは、本当に見たのでしょうか? 一つ目小僧が抹殺された瞬間を。手を下したのは、本当にあの被告だったのか」

猫娘「あなたは目撃者になる様、罠にかけられたのではなかったのか?」

ビシッと、指差し決めポーズをとる猫娘です。猫姐さん、有能だ~! 残念ながら、百々爺からの異議が認められてしまいましたが、スルドイ指摘だと思います。

ねずみ男の証言が・・・

今度は、ねずみ男が証人として証言します。猫娘は質問します。

猫娘「被告が、一つ目小僧を抹殺するという事はあり得るでしょうか?」

ねずみ男「親友である私が、この様な事を言うのは非常に辛いのですが・・・、十分あり得ることです!」

猫娘「なっ!」

びっくりする猫娘です。そりゃそうだ。しかし、ねずみ男は「敵側」の方で動いていたようです。安定の裏切りぶりやなー。って、アカンやろ!

まさかの証人が登場

そして、百々爺は、追加の証人を用意していました。なんと、まなちゃんです!

妖怪大裁判に、人間の証人が認められるのかな?と思いましたが、「ゲゲゲの森に出入りできるならば、良い」そうです。そうなの?

ともかく、百々爺は、まなちゃんに質問します。

百々爺「被告が、妖怪を抹殺するのを見たことがありますか?」

なんちゅう質問するんじゃ! 目が泳ぐまなちゃんです。答えに詰まります。

まな「鬼太郎は、何も悪くない!」

大天狗「『はい』か『いいえ』で答えよ」

まな「はい・・・」

まなちゃん、はめられたー。これは鬼太郎に不利に働くぞ。また、傍聴席の妖怪たちが、鬼太郎に対してブーイングをします。何か、オーラのようなものが出ますが、それを名無しが吸っています。これが名無しの狙いだったのでしょうか?

裁判に話を戻します。まなちゃんは、鬼太郎の下駄と毛針を見せられます。

百々爺「これを見たことがありますか? 誰のものか、知っていますか?」

下駄を見て、動揺するまなちゃんです。

しかし大天狗からも急かされ、しょうがなく答えるまなちゃんです。

まな「鬼太郎のだと思います!」

まなちゃんも苦しい。その中で、弁護側の猫娘の反論に期待します。しかし、「弁護側、特にありません」と発言する猫娘。あっけにとられた顔をする、まなちゃんです。

どうした、猫娘。何か、策があるのか~?!

鬼太郎、有罪!

そして、裁判の結果が出ます。

大天狗「判決を言い渡す。数々の証拠品と証言を決定的なものとし、鬼太郎は有罪。500年の液状化刑に処す」

ガーン! やっぱり有罪になってしまいましたよー。どうする??

ここで、「最後に親子の話をさせて欲しい」と申し出る目玉おやじです。大天狗に認められ、息子の自慢話を始めます。

これは時間稼ぎか? その隙に、まなちゃんを連れ、外に出る猫娘です。真犯人を見つけて、鬼太郎の無実を証明するつもりです。

猫娘は、ゲゲゲの森で子泣きじじいを見つけ、蹴っ飛ばします。

ちゅうちょが無いな! 子泣きじじいも、特にダメージがないみたいだけど!

ともかく、子泣きじじいに眠っていた理由を聞きます。ねずみ男に酒を飲まされたと聞いて、「やっぱり、あいつか!」と怒る猫娘です。

その後も、砂かけばばあを救出し、そして一反もめんが木にハリツケにされてるところを発見します。

一反もめんを助けると、「百々爺の鼻毛しばりにやられた」と言います。え、この針は鼻毛? それを聞いてびっくりする猫娘とまなちゃんです。

なんか、バッチイ感じがしてきました。あんまり触りたくないかも。でも、これで今回の話の全体像が見えましたね。

鍵を握る、あの男

大金を数えているねずみ男です。そこに、鬼太郎ファミリーがやってきます。

砂かけばばあは、「鬼太郎を裏切った」とねずみ男を責めますが、彼は「500年なんて、妖怪には大したことない」と開き直ります。ゲスい!

実に憎たらしいですね。しかしそこで、まなちゃんが言います。「違うもん! 妖怪にとっての500年と、人間にとっての500年は違うもん・・・」

ねずみ男め~、まなちゃんを泣かせやがったな、許さんぞ! でも、さすがにねずみ男も、まなちゃんのこの言葉で降参します。

こういうやりとりを見ると、ねずみ男も「3000年の刑」とか、本当に鬼太郎がやばかったら裏切ったりはしないのかなーとか思わされます。まあ、小さくても大きくても、裏切りは裏切りですが。

逆転する裁判

と言う訳で、妖怪大裁判で本当のことをバクロするねずみ男です。百々爺に買収され、嘘の証言をして、鬼太郎の下駄もこっそり盗んで使ったことを証言します。

見事にゲロするな! 更に、一反もめんが大天狗に、証拠の「鼻毛針」を提出します。

すると、鼻毛針が一つ目小僧を抹殺した凶器と同一であることが認められます。百々爺は、カラス天狗に取り押さえられました。

大天狗「百々爺! なぜ、このようなことをした!」

百々爺「鬼太郎を陥れれば、妖怪界のナンバーワンにしてやるって言われた。その人が、鬼太郎に変身させてくれた。名前は、ないと言っていた」

なんと、一つ目小僧を抹殺したのは、鬼太郎に化けた百々爺でした。自分で一つ目小僧を抹殺しておきながら、その罪を鬼太郎にかぶせるとは悪いやっちゃなー。

ともかく、これで鬼太郎は無罪となります。そして、百々爺は「700年間の液状化刑」になりました。200年増えてます。また、ねずみ男は「尻叩き100回」になります。

罰が軽い感じがしますが、「尻叩き」は結構ハードらしいので、まあいいか。

鬼太郎ファミリーは、無罪になって喜んでいます。猫娘は鬼太郎にあんみつセットを要求し、OKをもらいます。喜ぶ猫娘とまなちゃんです。可愛い。

しかし、鬼太郎は「名無し」の名を聞き、考え顔です。

そうです。百々爺をそそのかしたのは、名無しなのです。度重なる名無しの行動に、鬼太郎も脅威を感じているのでしょう。そろそろ直接対決が近い?

またしても、まなちゃんに・・・

そう言っていると、名無しがまなちゃんの首に「金」の文字を埋め込みます。

これも、もうヤバそうですよ!

今後の展開は?

予告は「永遠の命おどろおどろ」。
人体実験の結果、人間が妖怪に? 永遠の命を得た男は、何を望むのか?

終わりに

今回は、『逆転裁判』みたいで面白かったです。ここで、鬼太郎がハメられるまでの流れを考えると、

  1. 名無しが、百々爺をそそのかす
  2. 名無しが、百々爺を鬼太郎の姿に変身させる
  3. 百々爺が、一つ目小僧を抹殺する
  4. 百々爺が、ねずみ男を買収する
  5. 鬼太郎が有罪になる

こうなると思いますが、こうして見ると、名無しは百々爺に「妖怪界のナンバーワンにする」と言ったわけです。

あの、いつも「変な言葉をつぶやきながらふらふらしている」名無しが、ちゃんと百々爺とコミュニケーションを取ったことに驚きます。

そして、百々爺を鬼太郎の姿に変身させたのも、なかなか優れた能力です。こんな力を、名無しは持っていたのです。

名無しは、裁判時に傍聴席にいた妖怪たちの「オーラみたいなもの」を吸っていましたから、今回の騒動を起こしたのは、これが目的だったとみて良いのでしょう。

まなちゃんにも「金」の文字を埋め込んでましたしね。こっちはこっちで気になりますが。。。

しかし、「裁判」という事に話を戻すと、鬼太郎の毛針と百々爺の鼻毛針を区別できないようではアカンやろ!と思います。もうちょっと、鑑識しっかりして!

でも、ちょっと視点を変えて考えてみましょう。

妖怪側の論理で言えば、(百々爺の企みがなくても)妖怪を抹殺している鬼太郎は、「妖怪大裁判」においては有罪になる可能性は高いと言えます。

鬼太郎は人間に危害を加えた妖怪を退治しているのだから、「問題ないだろう」と思うかも知れませんが、それはあくまで「人間サイドから見た場合」です。

これを、妖怪サイドから見たらどうでしょうか? いかに人に危害を加えたとはいえ、妖怪が妖怪を抹殺しているのですから、「妖怪の法律」があるならば鬼太郎は有罪でしょう。

百々爺達が本気で鬼太郎を有罪にしたいならば、事件をでっちあげるよりも、今までの妖怪抹殺事例を使って起訴した方が、よっぽど勝ち目があったんじゃないか?と思いました。
次回も見たいと思います。

では、今夜もアニメでよろしくね!

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