『ルパン三世 PART5』第20話 感想

はじめに

こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。

今回は、『ルパン三世 PART5』第20話感想をお送りしたいと思います。

ルパン達が狙っていた獲物を、別の泥棒に取られてしまいます。しかし、なんとそれは銭形でした! 警察から泥棒への転職?

今回の感想

泥棒一味の銭形?

夜です。閉店後のスーパーマーケット?の事務室で、金庫を開けている男がいます。金庫から金品を盗み出す、泥棒です。

泥棒三人組は、車で逃走します。覆面を外すと、その中の一人は何と銭形でした。銭形警部だよね? なんで? 泥棒?

ロシアへやってきたルパン一行

ロシア郊外、北アーンゲルへやって来たルパンたちです。ルパン、次元、五ェ門が車の中で話しています。

次元「なあ、最近、どうも仕事が楽だと思わねえか?」

五ェ門「銭形が、追ってこん」

次元「それだ! しつこいのが取り柄だと思っていたから、逆に不気味だぜ」

銭形警部は、最近ルパン追跡をしていないようです。そうすると、強盗をしたあの男は、やはり銭形か。

ルパン、先を越される

ルパンたちは、早速仕事をします。獲物は、マフィアのお金です。パトカーで護衛されている、マフィアの車を狙うルパンたちです。

しかし、ルパンたちが車を襲撃しようとしたその時、別の集団が強盗を仕掛けます。道路に展開した「針」で車のタイヤをパンクさせ、止まった車に駆け寄ってお金を強奪、そのお金はハンググライダーの仲間に渡し、本人は仲間のスノーモービルに乗って逃走します。手際がいいです。

ハンググライダーに乗っていたルパンは、お金を持って飛び去る、例の集団のハンググライダーの乗り手を見ます。なんと、銭形です。

驚くルパン。ともかく、その場は逃げます。

そして、ルパンと次元と五ェ門が、また車の中で話しています。ルパンは変装中です。

次元「そんな? 銭形が泥棒だと?!」

五ェ門「納得がいく。あの流れるが如き手際。思えばルパン、お主の技を熟知した銭形なればこそ、可能。お主は、手本となったのだ」

次元「手本が出し抜かれちゃ、形無しだな」

ルパンたちは、銭形の目的は「自分らを油断させて、逮捕する」ことだと考えます。そうなのかな?

何にせよ、次の仕事にかかります。宝石店の店長に変装したルパンが、閉店後の店に入ろうとすると、、、店の前に店長がいます! 調べでは、店長は今は不在のはずです。すると、あの店長はもしや?

宝石店の中に入るルパンです。店の中では、泥棒たちが宝石類を物色しています。また、先を越されてしまいました。

ルパンは、店長の変装をときます。すると、もう一人の「店長」も変装をといて、、、やはり銭形でした! 店内で向き合うルパンと銭形です。

ルパン「真似すりゃ、俺がスキを見せるとでも思ったか? まあ、ちょっくら驚いちゃいるけどな。だからって、簡単にお縄を頂戴するわけにはいかねえんだよ」

その時、縛られた店員が非常ベルを押します。鳴り響く警報。銭形は無言で宝石類を袋に入れ、さっさと逃げ出してしまいます。

扉が閉まり、部屋に閉じ込められたルパンと次元です。パトカーが近づく音がします。ここで、五ェ門が助けに来ます。ルパンたちは、何も取らずに逃走するのでした。

銭形、〇〇〇〇だった

次の現場でも同じでした。次元が言います。

「(銭形は)ルパンに目もくれず、宝をかっさらって逃げやがった」

これはもう、銭形は、ルパンと関係なく泥棒をしているとしか思えませんね。それにしても、なぜ?

ルパンたちは次に、「片翼のヴィーナス像」を狙います。

建物内を停電させ暗くなったところで、ルパンは、天井からダイビングしてヴィーナス像を盗もうとします。

しかしその時、床から煙が巻き起こります。床下に落ちてしまうヴィーナス像。そこには、銭形たちがいます。またまた、先を越されました!

スノーモービルで逃げる、泥棒3人組です。銭形もいます。

3人組のうち2人は、次元と五ェ門がちょっかいを出したため、スノーモービルを壊されて警察に捕まります。後は、銭形だけです。ルパンは、銭形のスノーモービルに飛び乗ります。

ルパン「よおっ!」

銭形「また、お前か」

ルパン「ご挨拶だな。大した腕前だぜ、まったくよお。こんな仕事をやるなんて、どうしちまったんだ?」

銭形「泥棒のお前に、言われる筋合いなどない! 探しているものがある。俺は、それを絶対に見つけねばならぬ。こうして泥棒をやっていると、見つけられそうな気がするのだ」

銭形「おい、泥棒! お前、名は何と言う?」

ルパン「まずは、自分から名乗りやがれ!」

銭形「もっともだ。だが俺は、俺の名前がわからんのだ。俺が探しているのは、それだ。俺は、俺が誰なのか、それを探している」

なんと、銭形は記憶喪失だったのです! それでか~

モニエタ「モニエタ。とりあえず、今はそう名乗っている!」

そう言うと、「モニエタ」はスノーモービルの速度を上げ、ルパンを振り落とし、「また、会おう」と告げて去っていきました。

一人残されたルパンは、「なるほど、そういうことか。これから、どうしたもんかな」とでも考えているような顔でした。

「モニエタ」誕生の話

アジトで、「モニエタ」がひとりでお酒を飲んでいます。仲間の2人は、警察に捕まってしまったので、いません。ここから、銭形の回想に入ります。

酔っ払って、車にひかれそうになる銭形です。車に乗っているのは、例の2人組です。

ソファーに横になって、2人と話す銭形です。

ヴァコフ「自分がどこの誰なのか、わからねえ?」

セリョーガ「身分証を無くしたとあっちゃあ、どうしようもねえなー」

銭形「誰かを追っていて、取り逃がし、ヤケ酒を飲んでいたような気がするんだが、思い出せない・・・」

ヴァコフ「思い出すまで、居候させてやるぜ。その代わり、俺らの仕事を手伝え」

セリョーガ「しゃあねえなあ。俺はセリョーガ。頼むぜ、新入り」

なるほど、こういう経緯で泥棒稼業に突入したのですね。そして、泥棒の仕事を始めた銭形は、うまく適応します。

セリョーガ「すげーな、お前。いや本当、生まれついての泥棒だぜ」

銭形「盗みのことだけは、不思議と判る。思い出せるのは、それだけだ」

セリョーガ「モニエタ。お前の名前は、モニエタだ。金っていう意味だ。俺たちに、ゼニを運んでくれるからなあ」

モニエタ「ゼニ・・・。モニエタ。気に入った! 俺は、モニエタだ!」

こうして、モニエタが「誕生」したのでした。回想終わり。

銭形は、一人つぶやきます。
「ヴァコフ、セリョーガ。一人になっても、俺はやるぞ。もっと、大きな盗みを成功させる。でないと俺は、俺のことを思い出せんのだ」

最後の勝負

所変わって、ルパンのアジトです。銭形が記憶喪失だったことを、ルパンが話します。まあ、各々色々思うところあるようですが、ルパンは言います。

「俺が一度ならず二度までも、あんな新米泥棒野郎に、鼻を明かされたってことだよ! 悔しいったらありゃしねえ」

次に会ったらただではおかない、といきりまくるルパンですが、「次の機会」がたちまちやってきます。「怪盗モニエタ」からの予告状が届いた、というテレビ報道があります。銭形は「ロマノフの両目」を狙うようです。

「怪盗モニエタ」の盗みの予告状です。似顔絵のタッチがルパンのものにそっくりです。こんなところまで、似せなくてもいいのにな~

そして、予告状の当日です。「モニエタ」は、ガスをまきます。同じくルパンも、ガスを散布します。両者とも、ガスマスクをつけています。ガスで眠らされる、奥さんやメイドたちです。警備の者たちも、全員眠ってしまいます。

ルパンと「モニエタ」は、宝石に飛びかかります。

「ロマノフの両目」を奪い、雪の上を走るルパンと「モニエタ」です。あんまりにも行動が一緒なもので、仲間同士みたいに錯覚します。

モニエタ「俺の勝ちだ、ルパン!」

モニエタ「俺は、何を言ってるんだ?」

不思議がる「モニエタ」です。ルパンという言葉が口をついて出たものの、まだ思い出してはいないようです。

モニエタ「ぬははは! なんという充実感だ! どうだ、お前に勝ったぞ!」

ルパン「生き生きしてるぜ、銭形。このまま、目覚めない方が、幸せかもな」

その時、偶然ルパンはくぼみに足を取られ転び、また偶然、モニエタの懐から手錠が飛び出て、ルパンの手にはまります。驚く「モニエタ」です。

モニエタ「俺は、何をやってるんだ? お前、お前はどこかで前にも・・・」

その頃、留置場の中で話す、泥棒二人です。

セリョーガ「あいつ、もったいなかったな」

ヴァコフ「仕方ねえよ、いつまでも俺たちと一緒にはいられないやつなんだよ」

警官が押収したものの中に、銭形の身分証明書がありました。泥棒二人が、隠し持っていたようです。あの二人は、銭形が警官だと分かっていながら、泥棒にスカウトしたようです。大胆です。大胆不敵です。

場面戻って、ルパンと「モニエタ」です。宝石がない、と焦る「モニエタ」に対してルパンが言います。

「あんたが盗ったのは、右目。二つそろって、やっと両目だぜ。泥棒勝負、最後の大一番は、俺の勝ちだ」

モニエタ「何の! お前なんかに、負けるものか! くっ!」

モニエタ「何だ、この感覚は。幾度となく味わったような・・・」

ルパンは「じゃ、また会おうぜ」と言って、煙幕を張って逃げ去ります。すると、「モニエタ」の頭にフラッシュバックのように、過去のシーンが思い浮かびます。

西部劇風ルパン

花嫁ルパン

「うおー」と頭を抱える銭形です。記憶が戻ります。「ルパーン!」と叫ぶ銭形でした。

そして、元通り

泥棒アジトの前で、リポーターが実況します。怪盗モニエタはその手口から、「ルパンの変装」ということで警察は捜査しているようです。あれ、ルパンのせいにされています。手口そっくりだから、しょうがないのか。

銭形「恥ずかしながら、ここしばらくの記憶が、定かではありません。ですが、ご安心ください! このインターポールの銭形、二度とルパンに遅れを取ったりはしません。待っていろ、ルパーン!」

テレビカメラの前でコメントする、銭形です。記憶喪失になって「怪盗モニエタ」をやってました、とは口が裂けても言えんわな。

一方、車で街を出るルパンたちです。

次元「賑やかな街だったよなあ」

ルパン「モニエタか、最高の泥棒だったぜ。俺の手口を、盗んだんだからよ」

銭形のとっつぁんの意外な一面を見た、ルパンです。元に戻って、ちょっとだけ残念だったりしますか?

今後の展開は?

予告は「時代遅れの大泥棒」。
世界的IT企業・SHAKEHANZ社のエンゾ・ブロンが、新しいネットサービスでルパンを追い詰めます。変装もバレてしまうシステムに、ルパンはどう立ち向かうのか?
いよいよ新章突入! また、アミも出ますよ。面白そうです。

終わりに

前回に引き続き、渋い回でした。しかし、ルパンを長いこと追い続けてきた銭形が、実はルパンの盗みのワザを「盗んで」いたとは!

でも、記憶喪失になったからといって、いきなり盗みを完璧にこなしてしまうのは、銭形もどこかルパンと「同じもの」を持っているのかもしれませんね。
次回も見たいと思います。

では、今夜もアニメでよろしくね!

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