はじめに
こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。
今回は、『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第21話感想をお送りしたいと思います。
ねずみ男が妖怪・たくろう火をだまし、また金もうけをしているようです。
今回の感想
ねずみ男、たくろう火の「友人」になる
ゲゲゲの森にいるねずみ男です。何か、金儲けになることはないかと考えていると、妖怪・たくろう火を見かけます。ねずみ男は、空っぽの財布をたくろう火に拾わせ、燃えたところで彼の罪悪感を利用します。
ねずみ男「あー、俺の全財産が~」
たくろう火「ご、ごめんなさい」
ねずみ男「いいんだ、金はまた稼げば良い」
たくろう火「でも・・・」
ねずみ男「お前、たくろう火だろ? 火を自在に操るお前の能力で、手伝ってほしいことがあるんだ」
そんなこと無理だ、と言って逃げるたくろう火を、ねずみ男が止めようとして触ると、ねずみ男は燃え上がります。ダイナミック炎上です。これで、よく死なないな~
燃えた服を、池の水で消火したねずみ男は裸です。何という、嬉しくないサービスシーンでしょうか。ねずみ男は言います。
「いいのか、それで? お前、このまま誰とも付き合わず、ふさぎ込んだまま生きていくのか?」
自由に友達を作ればよい、と言うねずみ男に、たくろう火は言います。
たくろう火「触ったら、燃えちゃうような妖怪と誰が・・・」
ねずみ男「なってやるよ。俺が、お前の友達第1号に」
たくろう火「ねずみ男さん・・・」
ねずみ男「なっ、俺を信じろよ。友達だろ。にひひ・・・」
悪い顔をしているねずみ男です。これは、信じてはいけない言葉ですよ!
びびびファイアー、大当たり
猫娘がスマホを見ています。すると、ねずみ男がアトラクション「びびびファイアー」の説明をしている動画を見つけます。鬼太郎たちは、またねずみ男が人間界で商売を始めたと心配します。
目玉おやじ「嫌な予感しかせんわ」
ごもっとも!
そして、そのアトラクション「びびびファイアー」の中でお客さんを前にする、ねずみ男とたくろう火です。大勢のお客さんが押し寄せていて、大人気のようです。
そこに、鬼太郎が現れます。事務所で、ねずみ男の話を聞くことにします。
ねずみ男「だから、何も悪いことはしてねーんだよ」
猫娘「嘘つくんじゃないわよ! また、他の妖怪をダマして、お金儲けしようとしているんでしょ」
たくろう火「ダマされてなんかいません! ねずみ男さんは友達なんです。僕は、友達の手伝いをしているだけなんです!」
アチャー、典型的な「ダマされている人」の発言ですね。見えていない。
猫娘「たくろう火、絶対ダマされているのに!」
その時、鬼太郎の妖怪アンテナが反応しました。他にも、妖怪が近くにいるようです。
夜、事務所でひとりぼっちのたくろう火です。
それに対して、夜の店で豪遊しているねずみ男です。やっぱり、こうなるんだよなー。搾取がひどすぎる!
ピグとの出会い
ある夜、事務所をこっそり抜け出したたくろう火は、ロボット・ピグと出会います。アシモ?
あんまり、うまくしゃべれないと言うピグに対し、たくろう火は「自分もそうだ」といいます。上手くしゃべれるように自分が練習相手になる、というたくろう火でした。
そして、ピグはたくろう火を触っても燃えませんでした。ロボットだから? ロボでも燃えそうな感じしますけど、なぜでしょうか?
それから、たくろう火は、ピグと二人で練習します。
たくろう火「俺に触ると、火傷するぜ」
ピグ「ちょっと、恥ずかしがってる。もっと自信を持って!」
練習のかいあって、びびびファイヤーはますます人気になり、またピグのアトラクションも、少しずつお客さんが増えてきました。二人とも頑張ってますね! お互いを高め合う、良い関係です。
たくろう火、怒る
そんなある日のことです。ピグのアトラクションを壊して、びびびファイアーを拡張すると言うねずみ男です。なんてことを~!
たくろう火は怒ります。
「ピグが、どれだけ頑張ったと思ってるの!」
ねずみ男「頑張っただと! それがどうした! 努力で威張っていいのは、高校野球までだ!」
たくろう火「うーっ!」
ねずみ男「結果が全て。頑張りなんて下らないものに金を出す客なんて、いねえんだよ!」
ついに、本性が出ました! 言ってることは、間違ってはいないけども!
たくろう火「お前なんか、もう友達じゃなーい!」
ねずみ男に、火を吹きかけるたくろう火です。そして、ねずみ男を飲み込みます。
ピグを探し回るたくろう火です。プレス機の前で、片腕だけを発見し泣き崩れます。
たくろう火「この手が、僕の手を握ってくれたんだ。それを、それを・・・」
怒り狂ったたくろう火は、ピグを返せと言いながら、作業員たちを次々と飲み込んでいきます。これは作業員の人たちは、とんだとばっちりです。完全に暴走です。
暴走を止めたのは・・・
その時、鬼太郎がやってきます。たくろう火を止めようとしますが、正気を失っているため全然聞きません。鬼太郎はたくろう火に攻撃しますが、炎でさえぎられます。
打つ手なしかと思っていると、雨が降ってきます。たくろう火は雨で苦しみますが、周りを見ると、雨が降っているのはここだけのようです。
実は、この雨は雨降り小僧の仕業でした。たくろう火は、雨降り小僧に炎を吹きかけます。苦しむ雨降り小僧。こちらはこちらで、火が苦手のようです。しかし、雨降り小僧は何度炎を浴びても、雨を降らせ続けます。
雨を浴び続けたたくろう火は、とうとう勢いを失い、飲み込んだ作業員たちも吐き出します。無事で良かった~。
弱ったたくろう火は、ピグの片腕を見て泣きます。雨降り小僧は、そこから立ち去ろうとしますが、たくろう火はそこにピグの面影を見ます。
たくろう火は、雨降り小僧を呼び止めます。
たくろう火「ピグ! ピグなんだろう?」
実は、雨降り小僧がピグの中に入っていたのです。それで、たくろう火に触れても燃えなかったのですね。
たくろう火「待ってよ! 君までいなくなったら、僕はまた一人ぼっちだ。僕は、ずっと怖かったんだ。誰も、僕の友達になんかなってくれないって、ずっと思ってた。それが、君と出会えて、毎晩君と練習して、本当に楽しかったんだ。だから、お願い行かないで! 君がいなくなったら、僕はまた・・・」
雨降り小僧「僕も、ひとりぼっちは嫌だ。練習楽しかったね、たくろう火」
たくろう火「雨降り小僧」
手を合わせて微笑む、たくろう火と雨降り小僧の二人です。
鬼太郎「彼らなら、うまくやっていけそうですね」
目玉おやじ「違うからこそ、助け合える。そういう絆もあるんじゃのう」
なんとかハッピーエンド?で終わってよかった。それにしても、ねずみ男は反省しなさい!
今後の展開は?
予告は「暴走!!最恐妖怪牛鬼」。
平和な島に現れた、巨大な妖怪。最恐妖怪の牛鬼です。
終わりに
最後に、たくろう火と雨降り小僧が、友達になれたのは良かったです。雨降り小僧が「蒸発」するのではないかとヒヤヒヤしましたが、火と水で「バランスのとれた関係」になれてグッドです。
また、「努力で威張っていいのは、高校野球まで!」と言ったねずみ男には笑いました。この夏の時期に、そのセリフを言うとは挑戦的です。
まあ、確かに正論ではありますが、正しい事を言ってもうまくいくわけではない見本のような展開でした。人(妖怪)には感情ってもんがありますからね、そこを考えないといつまでたっても失敗続きですよ、ねずみ男さん!
次回も見たいと思います。
では、今夜もアニメでよろしくね!