『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第14話 感想

はじめに

こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。

今回は、『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第14話感想をお送りしたいと思います。

夢の世界に魅了され、目覚めない大人たち。このまま眠り続けてしまうのでしょうか?

今回の感想

再就職困難で辛い

メガネの中年男(内田)が、会社をクビになります。本当は、そんなに簡単にクビにできないんですけどね。

ともかく、内田さんはいろいろ面接を受けて、再就職しようとしますが全て失敗します。がっくり来ますね。なんで、こんな展開を見なくてはならんのか。

そんな中、夜に遊んでいる子供たちを見かける内田さんです。もう遅いから、家に帰りなさいという彼ですが、遊んでいた少女が言います。

「あなた大人みたいなこと言うけど、子供じゃない」

いつのまにか、内田さんは子供の姿になっていました。なんてこった!

そして、首に鈴をつけた少女は、虹の橋を渡り内田くん(子供)を誘います。
「こっちにおいで」

眠り続ける大人が続出

鬼太郎は、まなの知り合いのマサシという子の相談を受けます。マサシの父親は、眠ったきり目を覚まさなくなってしまったということです。

この父親が内田さんです。そりゃ、現実逃避もしたくなりますわな。他にも、多くの大人が眠り続けているそうです。

夢の世界へ

目玉おやじは、妖怪「まくら返し」が怪しいと考え、鬼太郎たちは会いに行きます。

しかし、まくら返しは、心当たりがないと言います。鬼太郎たちは、まくら返しの術を使って夢の世界に入ります。

夢の世界に来て早々、猫娘とまなちゃんは、自分の夢にはまってしまいます。

猫娘は、(夢の中で)鬼太郎と結婚しています。やっぱり女の子だ!
しかも、夢の中では鬼太郎がでかくなっています(等身がちょっと変なのが面白い)。やっぱり、もうちょっと鬼太郎に成長してほしいという願望があるのでしょうね。

あと、変わっているなあ、と思うのはまなちゃんの夢です。
鬼太郎がクラスメートで、猫娘が先生というのはいいんですが、他の級友たちも妖怪なんですよね。

まなちゃんは、妖怪と一緒に学校生活を過ごしたい、という願望があるのでしょうか。やっぱり、妖怪と仲良くなりたいというだけあって、妖怪との親和性が高いんですね。

マサシの父親を発見

鬼太郎たちは(猫娘たちは放っておいて)マサシの父親のいる方へ進みます。

夏休み中の山の中のような場所です。川で、少年少女が遊んでいます。マサシは、「アキノリ」に声をかけます。父親でした。さすがに親子なので、二人ともそっくりです。

絵が好きで、将来画家になりたいと言うアキノリ少年です。「今は、全然絵なんて描いてないのに」と思うマサシ。

子供の頃の夢が、大人になって叶ってない、と言いたいんでしょうが、絵描きさんとかは、特に食べてくのは大変ですからね。絵描きだけでご飯食べられる人って、いったいどれくらいいるんでしょうか?

一番良いのは、サラリーマンならサラリーマンやって、それに趣味的に絵をやれれば言うことないのですが。

絵だけで生活するっていうのは、やっぱりハードルが高い気がします。画家にはなれなくても、違う形で夢を叶えましょうよ(ちょっと話がずれてしまいました)。

夢繰りの鈴の少女、現る

アキノリたちの目を覚まさせようとする鬼太郎。その時、「夢繰りの鈴の少女」が現れます。

少女は、洪水を鎮めるために生贄として川の神に捧げられた、という過去がありました。人柱みたいな感じで命を失うのは、本当にたまったもんではありませんね。妖怪というよりは、残留思念(怨霊?)みたいな感じです。

少女と一緒に永遠に遊んでくれるように、大人たちを夢の世界に連れてきた、というのも分かる気はします。

彼女は、厳しい現実から逃れてきた彼ら大人達を起こしてはいけない、この夢の世界を壊すものは許さない、と言います。

現実世界が辛いということに対し、マサシがいまいち理解できていないような描写がありました。これには、ちょっと違和感を感じました。

確かに、子供の時点で「大人世界の全体」を把握するのは難しいと思います。ただ、子供は子供で、「子供世界も厳しい」ことを感じるものですし、子供時代がバラ色で、全く悩みがなかったなんてことはないでしょう。

つまり、子供は子供なりに、しんどい現実があるわけだから、大人世界を把握する限界があるにしても「大人は、大人で大変だ」ということを感じ取れるはずです。

だから、現実世界が厳しくて辛すぎるから、夢の世界に来るというのが、納得はできなくても理解はできるんじゃないでしょうか。

実際のところ、再就職できないというくだりは見てて、こっちもズキっとくるわけです。

「夢」のバトル!

ともかく、「夢繰りの鈴の少女」側と鬼太郎側の闘いになりました。さすがは夢の世界と言いますか、アキノリが描いた絵が具現化しました。巨大ロボットです!

鬼太郎も髪の毛針で対抗しますが、歯が立ちません。まくら返しに、「子供っぽい夢はないのか」と言われる鬼太郎が気の毒でした。

そして、「夢繰りの鈴の少女」が出した大量の髪の毛に溺れるマサシです。アキノリは、「お父さん、助けて」というマサシの声で正気を取り戻します。お腹がデブッと膨らむところが笑います。元の中年の姿に戻り、マサシを助けに行きます。

目玉おやじも、髪の毛に溺れる鬼太郎を助けようと、まくら返しにサポートを頼み髪の毛の海に飛び込みます。すると、まくら返しの術によって、目玉おやじが変身します。

目玉おやじは、イケメンになりました。砂かけばばあが、「目玉おやじは、若い時かっこよかった」と言っていたので、ほぼほぼ今回の姿は、若い時の姿でしょう。

「夢繰りの鈴の少女」の髪の毛攻撃も、なんなく避ける目玉おやじ。
イケメンで強い、目玉おやじの若かりし姿、これはファンがつきますよ!

それと同時に、目玉おやじが鬼太郎に対し、「ちゃんと子供らしい子供時代を過ごさせてやれなかったことを詫びる気持ち」が、ヒシヒシ伝わってきました。親が子を思う気持ちは、人間も妖怪も関係ないんだというのを強く感じますね。

そして、イケメン目玉おやじが、指鉄砲で少女を撃ちます。壊れる夢繰りの鈴でした。

元に戻った、が

アキノリは、マサシを助け出します。そして、少女にお礼を言います。
「ありがとう。夢の世界は、本当に楽しかったよ。でも、ずっとはいられない。今度は、マサシと一緒に夢を見るよ。」

あれ、夢繰りの鈴を壊しただけで、少女にはお咎めなしなんですね。「生贄にされた子供」ということで、鬼太郎達も見逃したんでしょうか。
なんとなく「見逃していいのかな~?」という一抹の不安はありますが。

やっぱりここで、一番気になったのは、少女の最後の「ニヤリ」です。

「辛くなったら、いつでも夢の世界に戻ってきて」と言った少女に対し、アキノリは「もう二度と戻らないよ」と言いました。

それに対して少女は「そう祈ってるわ」と言いつつニヤリです。

夢の世界にはもう戻ってこない、という父親に対して、「それを祈ってる」と言いつつニヤリ。これはどう考えても「多分、無理でしょうけどね」という笑いですよね!
これは怖い、怖いです。

結局のところ、このお父さんの現実の問題は、何一つ解決していないから再度追い詰められる可能性は十分あります。マサシが父親を慕っているから、そこが救いですけど。

アキノリは、少女に再会せずに済むでしょうか?

今後の展開は?

予告は「ずんべら霊形手術」。
人の顔を盗む妖怪が現れました。剥がされた少女の顔は、元に戻るのか?

終わりに

見たい夢が見られるならば、それはそれで最高です。ちゃんと現実世界に戻れるならば、ですけど。現実に戻れなかったら、体がそのうち死んでしまいますからね。

それでも最近だと、バーチャルリアリティとかで「起きてるけど、夢の世界」を味わえそうな気もします。
次回も見たいと思います。

では、今夜もアニメでよろしくね!

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『『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第14話 感想』へのコメント

  1. 名前:takahashi-toshiya 投稿日:2023/04/08(土) 05:03:09 ID:c2b2b5fb5

    ゲゲゲのきたろうだい6さく+咲-Saki「全国&あちがへん」のコラボアニメ
    登場妖怪
    大首「せんりやまとてをくんだ」
    骨女
    骸骨兵士たち
    山男「あちがへん」
    百目「みやもりへん」
    逆柱「みやながさきとてをくんだ」
    丸毛「妖怪貯金箱の中に閉じ込めて洗脳して操られていた」
    おりたたみ入道「せんりやまとてをくんだ」
    みずち「ひめまつ&きよすみへん」
    中国妖怪軍団「きよすみ&つるがへん」
    チー
    井戸仙人
    ひゃっきやぎょうのおに「きよすみへん」
    蛇骨婆「りゅうもんぶちへん」
    槌の子「みやもり&しらえとだいへん」
    経凜々「りゅうもんぶちへん」
    みこしにゅうどう「あちが&えいすいへん」
    ヒダルがみ「つるがへん」
    大百足「きよすみ&たかとおばらへん」
    夜道怪「あちがへん」
    この妖怪たちを全部コラボアニメにだしてあげてくださいね。