『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第53話 感想

はじめに

こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。

今回は、『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第53話感想をお送りしたいと思います。

人間も妖怪も、自分のことばかり考えています。人気を獲得しようと画策する「人間・妖怪コンビ」の結末や、いかに?

今回の感想

チャラトミの就活、うまくいかず

かつてウーチューバーとして名を馳せたチャラトミですが、就職活動はまるで上手く行きません

先輩にも、「ウーチューバーとして食べていけるのなんか、選ばれた人間だけだよ」と言われる始末です。

抜け首、怒る

一方、妖怪・抜け首は、鬼太郎の所に怒鳴り込んでいました。

どうも、人間の雑誌に鬼太郎や猫娘が出ていて、自分が出ていない事に腹を立てているようです。

雑誌を見ると、、、何ですか、このイケメンは。誰ですか?

鬼太郎は、300%くらい美化されてますねー。猫娘は、言うほど美化されてはいませんが、

ポーズがなんか、雑誌のモデルみたいにあざとい感じですね。・・・可愛い。

ともかくその場は、目玉おやじがうまく話をして丸く収めます。

でも、抜け首はマイナーだから、雑誌に出てなくてもしょうがないですよね。。。

チャラトミと抜け首の出会い

チャラトミは、再び人気ウーチューバーに返り咲くことで、就職活動から逃れようとします。「チャラトミの妖怪散歩」を企画して、森の中に入ります。そこで彼が出会ったのが、抜け首でした。

自分を有名だと信じて疑わない抜け首ですが、ネットで「ぬけ首」で検索しても一件も出てこない事態に怒り出します。

チャラトミは、抜け首に共感を抱き、「俺たちの存在を(世の中に)見せつけてやろう」と彼と手を組むことにします。

チャラトミは、抜け首と動画配信を始めます。抜け首の頭と胴体は分離することができ、頭からは熱気が、

胴体からは冷気が出てくるのです。

そして、目覚まし時計を熱気で溶かしたり、

冷気で寒くなった部屋でアイス(メロン?)を食べたりする動画を配信していきます。

これらの動画は人気になり、視聴者数もどんどん増えていきます。ある日、チャラトミと抜け首は、女子学生に握手を求められます。

握手を求められて満足した抜け首は、しばらく動画の作成は休むとチャラトミに言います。

チャラトミ暴走!

翌日、就職面接に向かうチャラトミです。しかし、出勤途上のサラリーマンを見て、「あれが生きている人間の顔かよ」とショックを受けます。リアルやなあ。

チャラトミは、「俺は主役だ。脇役にはならない!」と、更なる人気を得る為、新企画を決行します。

それは、、、「抜け首の体を探せゲーム」でした! ある日、抜け首が目を覚ますと、体が無くなっていました。驚く抜け首です。

と言うか、体持ってかれて気づかないって、どんだけ熟睡してるんですか!
これは実は、チャラトミが体を持って行ったのです。しかし、体と分離した抜け首の頭は、どんどん温度が上昇していきます。

それにつれて周りの気温も上昇し、人々は暑くて倒れ始めます。

目玉おやじは言います。
「体から離された抜け首は、どんどん熱く大きくなっていくぞ。そして、最後には大爆発を起こす」

えらいオオゴトになってきましたよ!

抜け首の身体を探せ!

チャラトミは、動画配信をします。そして、この異常気象の原因を作ったのは自分で、これを元に戻すには抜け首の体を探し出さなくてはいけない、と説明します。

よく、こんな大災害クラスの原因を作ったのは自分だと言えるなー。
一方、鬼太郎たちは、まなちゃんから「すごく気温の低い場所がある」という連絡を受け、そちらへ向かうのでした。

まなちゃん、優秀やな。
そして鬼太郎と猫娘は、凍りついた洞穴にたどり着き、そこで抜け首の体を発見するのでした。

抜け首の体を取り返した鬼太郎たちは、急いで頭に体を戻します。

これで、なんとか抜け首の爆発を防ぐことができました。ふー、やれやれ。

チャラトミの改心

ここで、抜け首の爆発を防いだちょっと前に時間を戻します。外に出たチャラトミは、暑さで道路上で倒れます。そこに現れたのは、HIKAKINでした。

大物でたなー。
HIKAKINは、スノーマシンをレンタルして、公園で雪を降らせていました。

子供達も喜んで走り回っています。やっぱり、本物は違うということですか。スケールでかい。

チャラトミは、自分がこの状況を作り出したのに、HIKAKINが主役のように振る舞っていると文句を言います。

HIKAKINは言います。
「僕はただ、自分が好きな事を全身全霊で楽しんでいるだけですよ。全身全霊で楽しむって、案外楽じゃないけどね。でも、そうして初めて、人は自分の人生の主役になれる気がするんだよね」

さすが、言うことが違いますね~

夜、鬼太郎と猫娘は、チャラトミの前に現れます。これは、厳しいお仕置きか?

しかしチャラトミは、HIKAKINの言葉で目が覚めたようでした。
「自分は、他人の評価ばっか気にして、本当に好きな事も見つけられないちっぽけな奴なんだってことに気付いた

えらい改心したな!
目玉おやじは、言います。
「誰だって、最初っから好きな事が見つかっているわけではない。もがき続けていく内、いつか、自分が何を好むかも分かってくるはずじゃよ」

これまた、いいこと言うなー。
チャラトミも言います。
「何でもいい。何かをちゃんと頑張ってみたい。それでせめて、自分の人生の主役になりたい

ちょっと変わり過ぎじゃー。

場面変わって、居酒屋で働いているチャラトミです。ちょっと感じが変わっています。

自分の人生で主役となるべく、第一歩を踏み出したようです。

今後の展開は?

予告は「泥田坊と命と大地」。
人間と妖怪が、土地を奪い合っています。その先にあるものは、一体何でしょうか?

終わりに

せめて、自分の人生では主役でありたい

これは、結構深い言葉だなと思いました。自分の人生では、当然自分が主役のはずですが、「自分の人生にして脇役を生きている」という事もあるなと思ったわけです。何も考えず、他人に流されて生きていれば、それは脇役人生ですよ。それじゃダメですよ。

自分の好きな事をやるのはもちろん良いことだし、そうありたいけど、でもなかなかそれが(HIKAKINが言っていた様に)難しいんですよ。まあ、それを目指して行くべきなんですが。

目玉おやじも、いいこと言ってました。チャラトミが本当に改心したのであれば、今回のトラブルも意味を持つというものです。

でも、チャラトミが今後、どうなるのかはちょっとわかりませんね。このまま真面目路線を行くのか、はたまた迷惑路線に戻るのかはどちらともいえないと思ってます。

なんで、居酒屋で働いているの?とも思いましたが、まあ仕事自体を追求するも良し、そこを起点にして本当にやりたいことを探しても良しということですかね。

でも、あれだけの超異常気象を引き起こしておいて、特に罰せられていないような感じに、ちょっと違和感はあります。
実際の話、あまりに超異常現象過ぎて、「あれは俺がやったんだ」と言ったところで信じてもらえなかったのかもしれませんが。

しかし、改心したと言っても、やってしまった事に対する責任は取らんといけんのよ。悪いことしたら、償わないかんのよ。ホントはね。

それと、チャラトミが通勤途上のサラリーマンを見て「生きている人間の顔か」とびっくりするのはリアルっぽくて嫌ですねー。

結局、そこは全く改善されてませんし。そこには、通勤ラッシュそのものの大変さっていうのもありますが、むしろその先に待つ「会社」という存在が憂鬱でしょうがないという意味での「通勤の辛さ」が有りますから。

あと、「歯車になるのは嫌だ」と言うのもありました。でもね、歯車になるのも大変と言うか、「歯車にすらなれない」というパターンもあるのですよ!
まあ、そんなこと言うと、どんどん深みにはまっていきますが。。。「大人は大変だ」ということで済ましておきますか。

今回は、妖怪のバトルはなかったですね。抜け首も、自身が悪さを働いたということもありませんし、「第2の太陽事件」で熱くなって大変になっただけでチャラトミと後半からみませんでした(尺の問題もあるんでしょうが)。こうして見ると、抜け首はチョイ役でした。

そういえば、HIKAKINが出てきてびっくりしましたが、今回はキャラがいっぱい出すぎです。まあ、チャラトミの改心にHIKAKINと目玉おやじが貢献したということでいいのかな。
次回も見たいと思います。

では、今夜もアニメでよろしくね!

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