『ルパン三世 PART5』第21話 感想

はじめに

こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。

今回は、『ルパン三世 PART5』第21話感想をお送りしたいと思います。

世界的IT企業・SHAKEHANZ社のエンゾ・ブロンが、新しいネットサービスでルパンを追い詰めます。変装もバレてしまうシステムに、ルパンはどう立ち向かうのか? いよいよ新章突入です!

今回の感想

「ヒトログ」、登場

世界的IT企業・SHAKEHANZ社のエンゾ・ブロンが、「ヒトログ」のプレゼンテーションをしています。

「ヒトログ」は、ネット上に存在するデータをAIが解析し、あらゆる人間に関する多くの情報を整合的に割り出す革命的SNSです。

「ヒトログ」を使えば、銭形警部の情報もたちどころにわかります。ICPOで、担当はルパン専任捜査官ということまで表示されています。

そんなことまで表示しちゃって問題ないのか?と思ったりもしますが、元々、ネット上にそういう報道データが有ったと考えれば、「ヒトログ」はそのデータを引っ張ってきただけだと言えます。ネットに存在しているデータをいろいろ寄せ集めて、再構築しているわけですね。すごいなー。

一方、所変わってルパンたちです。美術館に「慈愛の女神像」を盗みに入ります。

しかし、獲物の前で不倫の修羅場が展開され、ルパンたちは盗むのを諦めて、出直すことにします。とんだとばっちりですね。でも、「ヒトログ」があると、こんな風に不倫もあっという間にバレてしまうのです。もはや、「秘密」は存在できない?

ルパンの情報、ダダ漏れ

ご飯を食べているルパン、次元、五ェ門。しかし、隣のお客さんがたまたま撮った写真にルパンが映り込み、「ルパン三世」だということが周りにバレてしまいます。

すぐさまやってくる警察官。ルパンたちは逃げ出します。おちおちご飯も食べられませんね。逃げるルパン達ですが、その先々で「ヒトログ」による行動予測がされ、人々が先回りしています。恐るべし。

そして、丘の上の一軒家のアジトに帰ると、ネズミ一族に待ち伏せされていました。マシンガンで撃たれまくるルパンたちです。

これまた、ルパンたちの目撃情報と周辺家屋の所有状況が「ヒトログ」によって解析され、アジトが割り出されてしまったのです。

その頃、エンゾ・ブロンはルパンの「ヒトログ」情報を見ていました。彼は、「世界一のアウトロー」とされているルパンを標的に定めたのです。「ルパンを把握することができるなら、ヒトログシステムは完璧だと証明できる

エンゾ・ブロンに、宣伝に利用されようとしているルパンです。果たして?

アミ、再登場!

そして! アミが登場します。待ってました! 「ヒトログ」に「峰不二子は、ルパン三世の恋人である」と入力するアミです。どういう判定が出るか、見たいのね。相変わらず気にしてるなあ。

しかし、ずっと判定が出ない「ヒトログ」です。そりゃ、そうですね。本人たちも、はっきり答えることはできないのではないでしょうか。流石の「ヒトログ」AIも、人の心の内面までは解析できないでしょう。ともかく、ネット上のデータを総動員しても、あの二人の関係は定まらないようです。

ただ、アミの投稿後、次々にルパンに対する恨みつらみが書き込まれる「ヒトログ」です。驚くアミです。

ネズミ一族とか、ジルベルスタインとか直近のやつもあれば、ハトラー総統とか、示刀流の総帥とか、白浪五人衆とか超ナツカシー!ものも。あと、「ナイルの瞳」とか、「十年金庫」の話とかも有りましたねえ。すごい小ネタ。

それらを見て、ルパンに電話をかけ、「ヒトログ」の脅威を伝え「会って話をしたい事があるの」というアミです。

ルパンに会いたいだなんて、積極的だなあ、アミちゃん。違うか。

そして、ルパンからも「俺も、お前さんの力を借りたいと思ってたところさ」と言われて、ちょっと驚くアミ。

「私を・・・」次の瞬間、笑顔になります。ニコリ。いい表情です、可愛い。好きな人に頼ってもらえたら、嬉しいよね。乙女です。

「ヒトログ」AIとアミが対決したりするのかな? どちらにしても、AI絡みであれば、彼女は相当強力な助っ人になりそうです。

ルパン、またもアジトを追われる

ルパンのアジトの前に、スマホを持って集まる人々です。また「ヒトログ」によって、「ルパン三世のアジト」であることが表示されたのです。これは、際限がないなあ。

ルパンは変装して、「ワシが話を聞こう」と出ていくも・・・

すぐさま「ヒトログ」に、ルパンの変装である、と見破られてしまいます。なんてこった! ここのアジトは、結構お気に入りだったのに! 「ヒトログ」は弱点ないのかー。

ルパンは変装がバレたと分かると、大家さんを人質にとります。何で? あっ、これはアレですね。

ルパン「悪かったなあ、巻き込んじまって」

車の中で、大家さんに謝るルパンです。部屋の鍵を返します。もう、ガレットが食べられなくなるのが、残念ですね。

大家さん「私が仲間だと思われないよう、わざと悪党ぶったのね」

そういうことですね、ルパン優しい。

ルパン「いや、俺は元々悪党さ。叩いたら、もう埃だらけよ。うふふ・・・」

おどけるルパンちゃんでした。しかし、あのアジトを失ったのは痛い!

フランスも調査中

アルベールが、フランスの会議で報告をしています。彼は、パダール王国で「ヒトログ」の調査をしていました。

パダールは、国家主導で「ヒトログ」を実証実験しています。エンゾ・ブロンは国王と親しいから、かなり思い切ってやっているのでしょう。パダールでは、行政機関の業務の多くが「ヒトログ」に移管されつつあります。

アルベール「10年以内に、国家の仕事の半分が、取って代わられる可能性があります。国家という形態を壊す『革命』と考えてよいかと」

かなり、壮大な話になってきましたよ!

五ェ門、ショック

「ヒトログ」から逃れる為、山にこもる五ェ門です。そこに、道に迷った学生らしき女の子が現れ、五ェ門に話しかけます。あら、可愛い。

彼女は、(五ェ門が止める間もなく)画像を「ヒトログ」にアップしてしまいます。そして、「石川五ェ門」であることが分かり「人殺し~」と言いつつ逃げ出します。随分な仕打ちやのう。

そして、五ェ門は彼女が落としたスマホを見ます。そこには「(五ェ門は)ルパン三世の手下となっている」という文が! ショックを受ける五ェ門です。

そういえば、最初はルパンの敵として現れた五ェ門でした。それにしても、手下はないよなー。せめて、ルパンファミリーと言ってあげて!

不二子、捕らわれる

また、ルパンにカメラが戻ります。ルパンの行く手に、銭形が現れます。「不二子が捕まった」とルパンに告げる銭形。なんですとー。

「ヒトログ」に追い詰められ、捕らわれの身となった不二子ちゃんです。エンゾ・ブロンにつかまっています。素っ裸のすっぽんぽんで、おっぱいちゃんが見えています。しかし、堂々としているのは流石ですね。

でもなんで、エンゾ・ブロンの所なんですか? 警察でもないのに?

ともかく、エンゾ・ブロンは言います。

「時代は変わった。てめえらは、もう過去なんだよ。泥棒って存在も、ルパン三世も、古すぎる」

ルパン、早く不二子ちゃんを助けてあげて~

今後の展開は?

予告は「答えよ斬鉄剣」。
シェイクハンズ社の本陣に乗り込むルパンたち。しかし、その動きも全て「ヒトログ」に予測されています。どうなる?

一方、「ヒトログ」に、「ルパンの手下」と書かれてショックを受けた五ェ門。ルパンに問います。「お主にとって、それがしとは(何なのか)?」 五ェ門回かな?

終わりに

「ヒトログ」は、凄いですね。なんか、そのうち実装できそうで怖いです。しかし、技術的には可能でも、流石にコレは社会的に問題が出て、実現は不可能でしょうかね?

ルパン・ゲームの時もそうでしたが、一般民衆のスマホの利用者が、ルパンたちを追い詰めていく形になるのが手強いところですよ。

AIが変装を見破り、行動パターンを予測し、行方が判ったとしても、そこに人がいなければ何もできませんからね。ルパンたちも、一般民衆の関心を自分たち以外に向けられれば良いのですけど、それができるかな?
次回も見たいと思います。

では、今夜もアニメでよろしくね!

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