はじめに
こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。
今回は、『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第38話感想をお送りしたいと思います。
正月に起きた死体盗難事件。これは、ヤツの仕業でしょうか? そして、笑う鬼太郎の正体は?
今回の感想
火車、現る
まなちゃん達が初詣をしています。大吉を引くまなちゃんです。おー、正月らしいですね。
初詣の帰り道、まなちゃんは、死体を引きずっている妖怪を目撃します。
まなちゃんが声をあげると、妖怪は死体を置いて逃げていきました。随分、よぼよぼの妖怪です。
まなちゃんが、鬼太郎たちにこの事を話すと、目玉おやじは、それは妖怪「火車」だと言います。火車は、死体と餅が好物で、死体を盗んではそれを食べるのだそうです。しかし、死体と餅とはすごい取り合わせです。餅だけを食べてれば良いのに。
どうも火車も年をとり、昔の様に死体を担げなくなっているようです。でも、この話をねずみ男が盗み聞きしていました。またも、何か悪い予感が・・・。
ねずみ男の悪巧み
早速、ねずみ男は、火車と接触していました。こういう仕事は早いんだから。
ねずみ男に、一緒に組もうと誘われる火車です。あー、また被害者ならぬ被害妖怪の発生か?
場面変わって繁華街。ねずみ男の羽振りが、もう良くなっています。展開早いな! そして、ねずみ男のスマホに着信が。ねずみ男は、「お客さん」に会います。
彼(犬童)は、自分の母親の死体を始末して欲しいと言います。なんと、ねずみ男は「死体処分業」を始めたのです! 犬童は、母親の年金をもらい続ける為に、死んだことを隠したかったのです。えー、こんなの正月から放送していいのかな? いきなり、闇全開ですよ。
それだけではありません。ねずみ男には、「依頼」が殺到します。自動車事故や夫婦喧嘩など理由は様々ですが、死体を秘密裏に処分したいという人の多いこと・・・。闇だ~。
体を交換!
ねずみ男は、死体をどんどん火車の元に運びます。火車も最初は死体を食べていましたが、あまりにも量が多く、食べきれなくなります。
更に、火車は「死体を盗まれた家族の悲しみ」がスパイスであり、それが無い死体はうまくない、と言います。こっちも結構な外道ですよ!
結局、火車はねずみ男との決別を決断します。ねずみ男の手を握る火車。何をしてるのかと思うと・・・。
次の瞬間、火車は、ねずみ男と体を交換していました。火車は、「体の交換能力」があったのです! すごい力を持ってるやん!
街を歩くねずみ男(中身は火車)。猫娘に出くわします。猫の勘?で、猫娘は、(火車の乗り移った)ねずみ男を怪しいと思います。
なんと、火車は、今度は猫娘に乗り移ります。これ、結構うらやましいです。軽快に動き回る火車です。
一方、ねずみ男になった猫娘は、身体がかゆくてたまらず、妖怪アパートに駆け込みます。そして、シャワーシーン!なのですが、外見はねずみ男なので、全然うれしくない。
まあ、中身が猫娘だと思えば、色っぽく見え、、、ないか。
で、火車の方に場面を戻すと、今度は鬼太郎をターゲットにしていました。鬼太郎の家で、彼に迫る猫娘(中身は火車)。
それにしても、鬼太郎は猫娘に迫られても、全然うれしそうじゃないですね。むしろ、迷惑そうですらあります。全く、猫娘を女性として見ていないことが判ります。猫娘かわいそう。
まあ、それは置いておいて、火車はまんまと鬼太郎の身体を手に入れます。「若返った」火車は、鬼太郎の身体で葬式中の死体を盗みだします。高笑いする鬼太郎(中身は火車)です。
予告の「笑っている鬼太郎」は、これだったのか。ワルの鬼太郎も、なかなかワイルドで良かったりして。
まな、見破る
盗んだ死体を早速食べようとする火車です。そこに、まなちゃんが通りかかります。この子はまた、巻き込まれてますね。
鬼太郎(火車)に話しかけようとするまなちゃん。それを呼び止める声。猫娘(鬼太郎)とねずみ男(猫娘)は、まなちゃんを止めます。
ややこしいことになってますが、鬼太郎(火車)は「鬼太郎は僕だ」と言ってまなちゃんをだまそうとします。
ここで「私が初詣で引いたおみくじは何?」と鬼太郎(火車)に問うまなちゃん。
火車は(常識的に考えて)「大吉」と答えます。正解、なのですが、まなちゃんは鬼太郎(火車)にパンチ!をします。ナイスパンチやな~
まなちゃん曰く、「おみくじの事は鬼太郎に話していない」とのこと。鬼太郎なら判るはず、と言ってのこの引っかけ。まなちゃんは策士やなー。
親父は強し
逃げる火車を追う鬼太郎たちです。猫娘(鬼太郎)は、鬼太郎(火車)を攻撃します。
よく動くなー。ドラゴンボールみたいなバトルになっています。作画、頑張ってます。
そして鬼太郎(火車)は、「体内電気」を猫娘(鬼太郎)に食らわせます。
自分の技をくらうのはイタイ。猫娘(鬼太郎)もダウンしてしまいます。
さらに火車は、目玉おやじを餅に混ぜて食べてしまいます。「餅殺し」です。
一巻の終わりかと思われましたが、目玉おやじは、「逆餅殺し」で鬼太郎(火車)を倒します。
なかなか不気味な感じですが、親父さん強し。目玉おやじが火車の魂?を取り出したことで、次々と魂が本来の身体に玉つき状態で戻っていきます。鬼太郎は、元の体に戻りました。
街に消える火車
しかし、火車は逃げてしまいます。町で、火車は人間の男と接触します。犬童です。
鬼太郎と猫娘と目玉おやじが街を見ています。
目玉おやじ「火車の肉体が滅ぶ前に、誰か人間の体に入り込まれたら」
鬼太郎「そうなったら、僕たちにはもうどうすることもできない」
街中で、ニヤリと笑う犬童です。鬼太郎たちの言葉通り、火車が乗り移った・・・。
今後の展開は?
予告は「雪女純白恋愛白書」。
妖怪・雪女に思いを寄せる、人間の青年。妖怪と人間の間に、恋愛は成立するのでしょうか? 恋とは、何ですか?
終わりに
2019年の鬼太郎は、人食いの話で始まりました。ただ、途中から「身体取り替え」の話になってます。
そんな能力があるなら、死体を引きずり始めた段階で、適当な妖怪なり人間なりと身体を交換しておったら良かったのでは?とは思いました。
それにしても、年金不正受給やら自動車事故やら夫婦喧嘩やら新年早々、闇深い部分で全開です。こんなの見たチビッ子は、ショックを受けたりするのでは?
最後、火車は(鬼太郎達が心配した通り)人間と入れ替わってしまったと思われます。身体を入れ替わっても「食人欲求」はあるようですから、今後どんだけ死体が消えるかと思うと、ゾッとします。
一方で、「死体を盗んで」食べるのは、確かにインパクトが強いのですが、「自分で人を殺しまくって」食べる方がはるかに凶悪です。
そういう意味では、火車は「良心的」とも言えるのかな、と思いました。身体を交換できるのなら、強い妖怪とかになって、自分で人を殺して食べれば良いだけですもんね。
それでも、死体を奪う際の遺族の悲しみが「スパイスになる」と言うくらいですから、外道妖怪なのは間違いないのかな、とも思います。
ともかく、正月早々、ダークな鬼太郎でした。扱っている題材が重いものなのに、物語的にはコメディっぽいのも不思議です。正月要素らしいものは、まなちゃんの「初もうで」と「お餅」くらい?
しかし、食人奇譚という割に、火車が人を食べているシーンは流石にありませんでした。まあ、ボリボリ人体を食べているシーンを放送できるはずも無いのですが。
あ、その代りと言っては何ですが、猫娘のシャワーシーン(身体を入れ替えてないやつ)は、是非とも放送して欲しいと思います。
次回も見たいと思います。
では、今夜もアニメでよろしくね!