『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第64話 感想

はじめに

こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。

今回は、『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第64話「水虎が映す心の闇」の感想をお送りしたいと思います。

妖怪が人間の代わりに復讐を? 「約束を果たしに来た」と告げる妖怪は、果たして・・・

今回の感想

自殺しようとしたら封印解除

翔子は、滝に飛び込み自殺をしようとしていました。その彼女に呼びかける声があります。

「苦しみから解放してやる」という声が壺の中から聞こえ、彼女は封印を解きます。中から出てきたのは妖怪・水虎でした。液体状の妖怪のようです。また、妖怪の封印を解いてしまったのか。。。

ひど過ぎるイジメ

翔子(と家族)は、夫が勤めていた会社の倒産をきっかけに、新しい街に引っ越してきました。しかし、その街は鬼久保食品の社長一家が牛耳っていました。

慣れない仕事を押し付けられ、社長になじられる夫、社長の息子とその取り巻きにいじめられる息子。そして翔子もまた、社長夫人にイジメられており、いつしか家庭からは笑顔が消えていました。 翔子が自殺をしようとしたのは、このためだったのです。

水虎の封印を解いた後、彼女は自分が見た妖怪は幻だと考えていました。そんな中、翔子は婦人会の会合に向かいます。そこで、大勢の人の前で遅刻の件を責められ、土下座を強要されます。しかし、このいじめ方は酷すぎますね。

水虎、約束を守る

「私をこの苦しみから解放して!」憎悪を募らせた翔子の絶叫に、呼応するようにして水虎が姿を現しました。

約束を果たしに来た」と告げる水虎です。翔子は、社長夫人や取り巻きがミイラ化させられるのを見て笑みを浮かべます。さらに、社長の息子、社長本人もミイラ化させます。

「これで解放される。ありがとう」と水虎にお礼を言う翔子です。

やり過ぎ!

しかし、「いや、まだだ」と言う水虎です。なんと、水虎は翔子の夫や息子までミイラ化してしまいます。やり過ぎだよ!

水虎によれば、これは翔子が望んだことなんだそうです。ちょっとでも心の中で思ったらあかんのか。融通きかないね~

そして、この騒ぎを聞きつけた鬼太郎が、水虎の前に現れます。液体妖怪ゆえに物理攻撃が効かない水虎ですが、「自分で決着をつけたい」と翔子が液体窒素を持ってきます。水虎に対しては有効そうですよ。

翔子は鬼太郎に言われ、冷気を鬼太郎に浴びせます。鬼太郎はそれを使って、冷気の指鉄砲を水虎に撃ちます。冷えて固まり、砕けた水虎です。魂も鬼太郎が回収し、新たに封印しました。

結末

水虎を封印したことで、ミイラ化した人々は元に戻りました。元に戻るんかーい。

鬼久保社長一家の振る舞いが心配でしたが、ねずみ男の暴露動画により社会的に制裁を受けそうです。これは、ねずみ男グッジョブかな。

そして翔子たちは、新たな街に引っ越しをしていました。なんか希望に溢れてる感じで、ハッピーエンドぽい終わりになりました。

しかし、封印された壺の中から呼びかける水虎の声が響きます。また、新たに水虎の封印を解く者が現れる、のでしょうね・・・

今後の展開は?

予告は「建国!?魔猫の大鳥取帝国」。
久しぶりに境港を訪れた、まなと鬼太郎たちです。しかし、鳥取県はいつのまにか独立していました!その陰には妖怪が・・・?

終わりに

いやー、すごい悪人(家族)が出てきました。イジメダメ、絶対

しかし、水虎が出てこなかったら、翔子家族は一体どうなっていたんでしょうか。

あんだけ悪く社長家族がふるまっていると、「やり返してスッキリ」みたいになります。でも、妖怪使って復讐して良いのかという話もあります。

それでも、ああいうイジメみたいなのはなかなか解消できないものですし、やり返せる手段があるなら、使うのが人間というものでしょう。

水虎も結局、忠実に翔子の(深層)心理に従って行動していただけで、だましとか暴走とかは無かったですしね(それでも、もうちょっと攻撃対象を考えてほしかったけど)。

要するに、水虎は銃とか爆弾とかの「暴力装置」の象徴なのかな。心に闇を抱えた時に、人はどう行動するのか

本当は、暴力を使わずに解決できれば一番いいんでしょうけどね。
次回も見たいと思います。

では、今夜もアニメでよろしくね!

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