『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第45話 感想

はじめに

こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。

今回は、『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第45話感想をお送りしたいと思います。

何かが潜む竹やぶ。深い闇を感じます。竹やぶの関係者が次々と行方不明になって行き・・・

今回の感想

万年竹は、存在する?

鬼太郎は「妖怪・万年竹に襲われる」という手紙を受け取りました。早速、山深くの竹薮までやって来ます。

そこでは、竹薮の持ち主である雅彦と清美の夫婦と、観光協会の久保田、ねずみ男が待っていました。

彼らは竹薮を観光地にしようと考えていましたが、竹薮の元の持ち主である大吉をはじめ、次々と行方不明者が出ている為、鬼太郎を呼んだのでした。竹薮に足を踏み入れた鬼太郎は、途端に妖気を感じます。

藪の中にある大吉の家の壁には、血文字で「にんげんたちはでていけ」と警告文が書かれていました。

そして大吉の書斎は、竹の葉だらけになっていました。これらは、妖怪の仕業なのでしょうか?

廊下を歩いていると、雅彦がいない事に気付く清美です。廊下の奥にいるのが雅彦かと思ったら・・・、なんと竹でした!

竹が服を着ている? まさか、雅彦が竹になった? しかし、鬼太郎は言います。「これは、人間の仕業です」

鬼太郎は、屋敷の中では妖気を感じませんでした。森で聞こえた不気味な声や竹人間は、雅彦の仕業だったのです。

「ここは、親父が愛した竹やぶだ」と言って、売ってはダメだと奥さんに話す雅彦でした。親孝行だなー。

竹人間が出てきた!

でも、清美は雅彦の話を聞きません。土地売却の話を久保田としながら帰ろうとする彼女の前に、怪しい影が出てきます。なんと、今度は本物の竹人間です!

清美や久保田、ねずみ男が次々と竹人間にされていきます。髪型だけは維持されるのは、面白いですね。それはさておき、竹人間たちに囲まれる鬼太郎と雅彦です。

土壇場の雅彦の誘導で、鬼太郎は万年竹のすみかに行きます。

雅彦は、万年竹のことを知っていたのですね。鬼太郎は、万年竹に人間を襲うことをやめさせようとしますが、万年竹は聞き入れません。結局、戦闘になりますが万年竹は硬く、攻撃が通用しません。

逆に鬼太郎は万年竹に捕らえられ、竹の一部にされそうになります。ピンチ!

しかし、鬼太郎も負けません。万年竹の妖気を吸って、弱体化させることに成功します。その結果、万年竹に取り込まれていた魂が持ち主のところに戻り、竹人間たちは元の姿に戻りました。

ねずみ男たちも元に戻ります。おー、やった。

大吉が消えた理由は・・・

その後、鬼太郎は、万年竹に人間を嫌う理由を問います。すると、「大吉が人間に殺されたからだ」と言います。なんと! 行方不明じゃなくて殺人事件だったのか。

万年竹は、犯人の手がかりをつかんでいました。「左手にアザのある男」が犯人か。・・・話が、変な方向に進んできましたよ。なーんか、嫌な予感がしてきました。

万年竹との話の後、鬼太郎と雅彦は、奥さんたちのいるところまで戻ってきました。清美は、竹やぶを再開発することを諦めます。

真相が明らかに

これで一件落着か、と思ったら鬼太郎は雅彦に問いかけます。

左腕を見せてもらえませんか?

鬼太郎は自首することを勧めますが、雅彦は応じません。彼が自身の左袖をまくると、アザがありました。やっぱり!!

雅彦は、大吉が財産を全額寄付するということを聞き、父親を殺害したのです。なんてこった! 金目的の話だったのか!! 万年竹を利用して、父親の死を隠蔽しようとしたのです。雅彦は、全てを話しました。

「もういい、もう判った」鬼太郎は言います。次の瞬間、万年竹が雅彦を捕えます。雅彦は、藪の中へ引き込まれ、消えていくのでした。

引きずられていく雅彦を黙って見ている鬼太郎でした。

なんちゅう結末でしょう。コワヒ。

今後の展開は?

予告は「呪いのひな祭り 麻桶毛」。
1体ずつ増えていくひな人形。姿を消す生徒たち。まさか、このひな人形は・・・

終わりに

ブラック、アーンド、バッドエンド!!! あにこんは、「雅彦は、ええ息子やなあ」と思って見ていたのですが、最後の最後でまさかの親殺しが発覚しました。

それにしても、鬼太郎は、なぜ雅彦が犯人だと気づいたのでしょうか? 直前まで目玉おやじと、「雅彦は親孝行息子やなあ」みたいな話をした直後に表情が変わりました。

見ているこっちとしては、なぜ鬼太郎が態度を急変させたのか良く分かりませんでした。まあ、尺の関係でしょうけどね。もうちょっと、犯人が判明する所と罰を受ける所を丁寧に描写してほしかった気がします。

最後、万年竹に連れ去られる雅彦を冷たく見送る鬼太郎でしたが、自首すると言っていれば助けていたでしょう。人間の欲とは恐ろしいものです。

ただ、雅彦が「竹やぶの中」で真相を話すのは、ちょっとウカツだなとは思います。(火車の時のように)完全に逃げおおせた後で、アザがポロリと見えるという展開もありだなと一瞬思いました。しかし、今回は親殺しですから、さすがに「逃げてお終い」では示しがつきません

本当にブラック路線であれば、うまく逃げて「ある日、アザがポロリと出てニヤリ」という結末の方がより刺激的ですが、まあその展開だと地上波では無理かな?

ともかく、今回の最大の被害者は大吉さんということになりますね。財産を全額寄付しようとする良い人なのにも関わらず、実の息子に殺されてしまうとは気の毒としか言いようがありません。

息子の雅彦が、あの後万年竹にどういう扱いを受けたのかはわかりません。それこそ、「真相は藪の中」ということですが、竹人間になって生きるのも、まだ生ぬるい気がするので、本当に竹になっちゃったかもしれませんね。因果応報です。南無阿弥陀仏。
次回も見たいと思います。

では、今夜もアニメでよろしくね!

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