目次
はじめに
こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。
今回は、『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第40話感想をお送りしたいと思います。
最近、人間の間で流行っている歌。妖怪の歌をネタにした芸人の運命は?
今回の感想
売れない芸人、ビンボーイサム
ビンボーイサムが、寄席で芸をしています。しかし、全くウケません。
彼は、売れないピン芸人です。しかし、そんな彼も12年前に「お笑いグランプリ」で準優勝になったことがありました。ビンボーイサムは、いわゆる一発屋です。
さら小僧の歌
ある日、ビンボーイサムが川べりにいると、どこからともなく歌が聞こえてきました。
「ぺったら、ぺたらこ、ぺったっこー」
ビンボーイサムが、川岸を探すと、さら小僧がお皿を洗っていました。
ビンボーイサムは草むらの中で、さら小僧の歌を聴きます。「ぺったら、ぺたらこ、ぺったっこー」
ビンボーイサムは「これだ!」とフレーズをメモします。
ビンボーイサム、再ブレイク!
その後、ビンボーイサムは、再ブレイクしていました。さら小僧の歌で人気が出たのです。
鬼太郎たちは、テレビで流れる「さら小僧の歌」を聞き、「勝手に使ったのだとしたら大変だ」と動き出します。
鬼太郎の忠告
テレビ局です。鬼太郎は、ビンボーイサムに忠告をします。
「あなた、妖怪の歌を盗みましたね。あれは、さら小僧という妖怪の歌です。これ以上、あの歌を歌うのなら、今に大変なことになりますよ」
なんか、怖い方の鬼太郎ですよ、今日は。そして、ビンボーイサムが家に帰ると、さら小僧がやって来ました。
警告してすぐやな! 早い! さら小僧は、自分の歌を盗んだとビンボーイサムを責めます。それに対して必死に謝るイサム。意外にも、さら小僧は彼を許します。しかし、最後に念を押すさら小僧です。
「あれは、俺だけの歌だ。次に歌ったら、命はないと思え」
ピンチはとりあえず去りましたが。。。これからどうするの? そこに、イサムの奥さんと娘さんが様子を見にきます。奥さんも娘も可愛いな! 家もちゃんとしてるし、結構いい暮らしをしている。
それはともかく、つぶやくイサム。「俺は妖怪の歌を盗んでしまった・・・」
再び、テレビ局です。「ぺったらこの歌」をやりたくないというイサムに対し、プロデューサーは、「ぺったらこの歌」じゃないと番組に出さないよと言います。さあ、困ったよ!
ねずみ男が介入!
困ったビンボーイサムに、ねずみ男が接触します。
ねずみ男「さら小僧とは、昔からのダチでございやして。口利きしてあげようかなと」
本当に、何でも金儲けのネタにするなあ。ある意味、感心します。そしてビンボーイサムは、ねずみ男に依頼します。あー。これは、まずうまくいかないそ。
ねずみ男は、さら小僧のもとに向かいます。さら小僧と友人というのは、嘘だったようです。それでも、説得に行くだけ誠実かな? でも、説得には失敗します。ねずみ男は、さら小僧にボコボコにされます。やっぱりなー。
テレビでは、(ねずみ男に依頼したので安心して)イサムが「ぺったらこの歌」を歌っています。忠告にも関わらず歌い続けるイサムに対し、心配する目玉おやじです。実は、さら小僧には、暴れだすと手をつけられないという問題があるのです。
さら小僧「あのイサムって野郎、絶対に許さねえ!」
ビンボーイサム、ピンチですよ! ヤバイですよ! 案の定、イサムは拉致され、皿洗いをさせられます。
イサム「今日は、グランプリ決勝の日なんだぞ」
ねずみ男「知らねえよ。そもそも、妖怪の歌を盗んだお前が悪いんじゃねえか」
イサム「家族を養っていくためには、しょうがなかったんだ」
ねずみ男「違うね。家族のことを本気で思ってんなら、芸人なんて食えねえ仕事はとっくに辞めてるはずだ。結局、あんたは自分のことしか考えてねえのさ。女房子供が貧乏しようと関係ねえ。何が何でも、脚光を浴びたかった。それが、あんたの本心なんだ」
また、ねずみ男はズバリ核心を突いているなあ。鋭い指摘です。何も言い返せないイサムです。
さて、一万枚のお皿を洗った二人ですが、その後、底なし沼に沈められます。さら小僧は、あくまで許すつもりはないのです。容赦ないな。
鬼太郎は助けるも・・・
そこに現れる鬼太郎。さら小僧を倒し、二人を助けます。
イサム「いやー、助かりました、鬼太郎さん」
鬼太郎「勘違いしないで下さい。あなたを助けたのは、あなたの奥さんに頼まれたからです。さら小僧の歌を盗んだあなたが悪いということに、変わりありません」
今回の鬼太郎は、ホントにブレませんね。
鬼太郎「もう二度と『ぺったらこの歌』は歌わないと、ここで約束して下さい」
「今日のグランプリだけ、歌わせて欲しい」と頼むイサムですが、当然、鬼太郎は拒否します。いよいよ、イサムは追い込まれましたよ。どうなる?
グランプリはどうする?
テレビ局にやってきたイサムです。彼の姿を見て、安堵する奥さんと娘です。しかし、焦るイサム。グランプリはもうすぐです。
イサム「新しいネタを・・・、作らなきゃ」
新作の貧乏神ネタをやってみますが、やはりパワー不足です。「駄目だ! ああ~」
そこで、たまらず娘が言います。
娘「パパ、貧乏神、面白ーい。ぐえーへへへ。ぐえーへへへ」
気を使ってこの子は。。。ええ子やなあ。変顔になってるけど。そして、奥さんも言います。
奥さん「私たちが欲しいのは、あなたの優勝じゃない。私たちは、あなたが元気でそばにいてくれる。それだけで十分よ」
ええ家族やないか! イサムよ、この家族を大事にしないといかんよ!
ビンボーイサムの選択
いよいよ、グランプリの場に出たイサムです。貧乏神ネタをやります。やりますが、、、静まり返る会場。静寂。
貧乏神ネタでスベったビンボーイサムは、「ぺったらこの歌」を歌います。やっちまった~
会場は笑いの渦。大うけです。優勝間違いなしでしょう。喜ぶビンボーイサムです。
「これだ。僕は、これが欲しかったんだ。もう、他に何もいらない」
しかし、会場の袖にはさら小僧がいました。襲いかかるさら小僧です。
さようなら、ビンボーイサム・・・
今後の展開は?
予告は「怪事!化け草履の乱」。
物には、命が宿ると言います。大事にしないと、彼らは・・・。
終わりに
ビンボーイサムは、やらかしましたね。このところ鬼太郎は、ハッピーエンドとバッドエンドが両方あるため予想がつかず、一体どういう結末を迎えるのかとハラハラしながら見ていました。
その結果、見事なバッドエンドになりました。実に第6期の鬼太郎らしい結末です。
鬼太郎も完全に中立と言うか、ビンボーイサムに忠告はするものの積極的に助ける気は全くなく、ダークと言うかシビアと言うか、クール鬼太郎の面目躍如です。
あにこん的には、ラストシーンとして
- 貧乏神ネタでスベり、芸人を辞めてさら小僧と皿を洗っている
- さら小僧と共演して、二人して「ぺたらこ」歌を歌い、優勝する
- まさかの「娘との共演」で、貧乏神ネタがウケる
のような「斜め上の展開」でも良かったわけですが、ここはあえて「破滅型の芸人展開」を持ってきたところが実にシブイと思います。
さら小僧の歌をパクってグランプリに出たのですから、ビンボーイサムを擁護する根拠は全く無いです。
一方で、ブレイクしてから12年が経ち、その間彼なりにネタを作ってはみたものの全く目が出ず。。。そんな中でやってきた(借り物のネタであっても)優勝するチャンス。彼は結局、このチャンスを逃すことができなかったわけです。
これも、過去に一度ブレイクし、それも準優勝だったというところが心残りだったのでしょう。
彼の行動は、ねずみ男がいみじくも言っていたように「家族の事も考えずに、自分だけが賞賛を求めていた」ことになります。
しかし、彼の内面を考えるに、今回の結末は必ずしも「愚かなり」と言って切って捨てていいようにも思えません。
ただ、ビンボーイサムの娘も「貧乏神のネタが面白い」と言ったりして、親をフォローしているのが涙ぐましいところです。奥さんも「優勝なんかしなくてもよい」と、優しい奥さんと娘さんであります。残された奥さんや娘さんがかわいそうだ、というのは間違いないです。
しかし、ビンボーイサムの12年間の悔しい思いを想像するに、この結末は「愚かではあっても、彼は幸せだったのではないか」とふと思ってしまうあにこんでありました。
人のネタをパクって優勝しても意味が無いという人もいるでしょう。その通りです。でも「それでも栄光を手に入れたい」という渇望も又ある気がします。それを「人間の業」と言ってしまっては、安直でしょうが。
次回も見たいと思います。
では、今夜もアニメでよろしくね!
もし、あの歌をイサムが自分で考えて作った歌だったらどうすんの?そもそも歌を盗んだ証拠が無い以上、さら小僧に文句を言う権利はないし、歌われても自分が今まで通り平和な生活ができる以上、文句を言うのはおかしい。イサムが歌を改造すれば、さら小僧や鬼太郎に文句を言われない場合、改造して歌えばよかったと思う。本来は、あんな歌で人気が高まる訳が無いんだけどね。