『ゴールデンカムイ 第2期』第19話 感想

はじめに

こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。

今回は、『ゴールデンカムイ 第2期』第19話感想をお送りしたいと思います。

とうとう、アシ(リ)パに追いついた谷垣です。彼は、アシ(リ)パを連れ帰ることができるのでしょうか?

今回の感想

谷垣らは、杉元らに合流

チカパシ「やっと見つけた! 小樽からずっと、アシリパを探してきた!」

チカパシ、谷垣、インカ(ラ)マッの3人です。やっと、杉元たちに追いつきました。

チカパシは、近くの森にいたアイヌにアシ(リ)パのことを教えてもらったと言います。

チカパシがアイヌの村に誘われたというので、アシ(リ)パも「ヒグマの鍋」を目当てに、村に行くことにします。

カムイホプニレ

村では、カムイホプニレをやっていました。

カムイホプニレは、神の出発という意味の儀式で「狩りによって捕ったヒグマ」を送るもの。檻で育てた飼い熊を送るイオマンテとはまた別の儀式だ、とアシ(リ)パは言います。何か、風習の説明を聞くのも久しぶりな気がします。

そして、ヒグマの鍋です。杉元一行もご馳走になります。

アシ(リ)パの決意

谷垣は、アシ(リ)パに言います。

「アシ(リ)パ。お前に大事な話がある。俺は、フチの事をお前に伝えにやって来た」

谷垣の話を聞いて、フチを心配してうつむくアシ(リ)パです。

そこで、杉元が言います。

「アシ(リ)パさん。一度帰ろうか? 一度顔を見せりゃ、孫娘と二度と会えないってフチが見た夢は無効だろ? 元気になるさ。我慢しなくっていいんだよ」

ここの杉元の声の優しいこと! 本当に、アシ(リ)パのことを大事に思っているんですね。でもそれに対して、アシ(リ)パはこう答えます。

「子供扱いするな杉元! 私には、どうしても知りたいことがある。知るべきことを知って、自分の未来のために前に進むんだ!」

アシ(リ)パちゃんの決意が、伝わってきます。本気です。杉元にも十分伝わったようです。網走への旅は続行ですね。

翌日です。谷垣は、リュウがいるのを見つけます。どうやって、ここまでやってきたのか。

まさか、谷垣が持っている「二瓶の忘れ形見の村田銃」を、ずっと追いかけて来た? 杉元は、感動します。

杉元「リュウ! お前、なんて健気な・・・」

ガブッ! リュウが杉元の手を噛んだので、彼はリュウの頭を叩きます。態度がコロッと変わる所は笑います。

杉元は、谷垣に「これからどうする」と尋ねます。

谷垣「アシ(リ)パが目的を果たすまで、俺もついていく

谷垣も、杉元一行に加わるようです。また、人が増えました。

杉元「じゃあ、網走に向けて出発だな。アシ(リ)パさん」

「ああ!」それに応える、アシ(リ)パちゃんです。

早いこと網走に行って、のっぺら坊に確認だ~!

鯉登少尉の報告

所変わって、小樽です。鶴見陣営の話です。鯉登少尉と月島軍曹がいます。

鯉登少尉は、旭川本部で起こったことの報告にやってきたのです。白石を逃したことで、鶴見中尉に怒られるとビクビクしている鯉登です。

そこに、ガラッと戸を開けて鶴見中尉が現れます。さらにビクツク鯉登少尉です。

鯉登ビジョン?では、鶴見中尉の背景に花が咲いています。大ファンですもんね。少女漫画になっています。

鶴見中尉に頭を下げ、早口の薩摩弁で謝る鯉登少尉です。全然わからん。

鶴見中尉から、「薩摩弁では分からんから、まずは深呼吸しろ」と言われる鯉登少尉です。しかし、深呼吸しても薩摩弁は直らず。しょうがないので、鯉登は月島軍曹に耳打ちして、代わりに話してもらいます。何ですか、それは?!

白石には逃げられましたが、入れ墨は写してあります、と代わりに話す月島軍曹。

鶴見中尉「白石という男に利用価値があると判断したから、殺すなと命じたのだ。それを、みすみす敵の手に渡しては・・・。失望したぞ、鯉登少尉」

ショックを受ける鯉登少尉です。しかし、彼は、いきなり服を脱ぎ始めます。服の下には、入れ墨人皮がありました。お前も着とるんかい! これは、鈴川のものですね。

鶴見中尉は、鈴川の入れ墨人皮を獲得したことについては、ホメます。そして、これからは自分の「囚人狩り」に参加するよう言います。また、背景に花が咲いてる。。。

それを聞き、嬉しそうな鯉登少尉です。近くで働けるようになって、良かったな!

次に、鶴見中尉は「旭川で杉元たちと一緒にいた男」が尾形だったことを確認します。

尾形の父は、元第七師団長・花沢中将です。花沢中将が自刃したのは、203高地の被害を中央がなすりつけたのが原因と語る鶴見。

「尾形も、当然父親の名誉と第七師団のために戦ってくれると私は信じていた」と言いつつ、何か悪そうな目をしている鶴見中尉です。これは、何かありそうですね。

尾形の過去

そして、回想に入ります。尾形が、畳の上に座っています。なんか、血が付着しているような。。。

誰に話しかけているのかわかりませんが、尾形は話をしています。彼は、花沢中将の息子とはいっても正式な子供ではなく、愛人の子供だったようです。

母親が、よく「あんこう鍋」を作ってくれたと話す尾形です。

しかし、尾形の母親は、毎日あんこう鍋を作っていました。花沢中将が母親の所に来ないため、かつて「美味しい」と言ったあんこう鍋を作り続けていれば、「いつか中将が来てくれる」と考えていたようです。だいぶ、病んだ話になってきました。

そして、母親を毒殺する尾形です。これは母親が憎くてやったわけでなく、「母が死ねば、中将が葬式に来て、母親は中将に会える」と思ってのことです。ゆ、ゆがんでいる。。。尾形は、かなりズレた愛情表現になってます。

続いて「でも、あなたは来なかった」と言う尾形。なんと、話していた相手は父親・花沢中将でした。

しかも、中将は血だらけです。尾形が刺したのです。付着していた血は、中将のものだったのです。つまり、花沢中将は自刃ではなく、尾形が殺したのか。なんてこった!

さらに続きます。尾形は203高地で、腹違いの弟も殺していました! これまた、憎かったとか、苦しめたかったとかいう理由ではなく、「弟が死んだらば、父親は自分(尾形)のことを思い出してくれるだろうか」という発想でした。あかん。完全に狂った発想です。やばいよ、尾形は。闇だー。

家を出る尾形です。戻った車には、鶴見中尉がいました。何と! あんたの差し金か~。

鶴見中尉の目的は、第七師団の結束を強めることでした。花沢中将の「自刃」の責任を取らされ、一時的に苦しい状況に陥るとしても、外敵を作り、師団を強くする道を選んだようです。それにしても、無茶苦茶するな~

ジャンプ

そういうわけで、ラストシーンです。杉元一行が、海岸でジャンプをしています。アニメのオープニングでよく見るやつですね、これ。

尾形の過去編で番組が終わるのは、後味が悪いからなのか。口直しみたいな感じですね。

ともかく、一人だけジャンプをしないで双眼鏡をのぞいている尾形です。この人の人生も、筋金入りだなー。

今後の展開は?

結局、アシ(リ)パや杉元らと一緒に、網走へ行くことにした谷垣です。チカパシやインカ(ラ)マッもいるので、杉元たちはかなりの大所帯になりました。
・・・本当に、この全員で網走監獄に行くの? リュウもいるし~。

終わりに

谷垣は、アシ(リ)パを直ちに連れ帰ることはできませんでしたが、彼女が目的を達成するまで見届けようとします。あくまで、自分の役目を果たそうとする谷垣は良いですね。

今回は他にも、カムイホプニレ、鯉登少尉、尾形の過去と盛りだくさんでした。印象的なのは尾形の過去です。面白さでは鯉登少尉でしたが。どちらも鶴見中尉が絡んでます。よくよくあの人は、人たらしの暗躍者ですね。
次回も見たいと思います。

では、今夜もアニメでよろしくね!

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