はじめに
こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。
今回は、『ゴールデンカムイ 第2期』第22話感想をお送りしたいと思います。
遂に、網走監獄に潜入する杉元たち。アシ(リ)パは、「のっぺら坊」に会いますが・・・
今回の感想
トンネル作戦
山で、サルナシの実や野イチゴを食べる杉元とアシ(リ)パです。山のこともアイヌのことも、父親が教えてくれたというアシ(リ)パです。彼女は言います。
アシ(リ)パ「杉元・・・。私は、怖い。アイヌを殺して金塊を奪ったのっぺら坊が、私の父だったらどうしよう・・・」
珍しく、弱気なアシ(リ)パちゃんです。それに対して、杉元が答えます。
杉元「アシ(リ)パさん。ここまで来たら、もう会うしかない。何があっても、最後まで俺がついてるから」
相変わらず、アシ(リ)パちゃんには徹底的に優しい杉元です。いよいよ大詰めです。
さて、網走に到着した杉元たちは、トンネルを掘って監獄に侵入する計画を立てます。杉元と白石が穴を掘ります。
チカパシも穴掘りを手伝っています。一生懸命やっていて偉いです。そんな中、門倉部長が、トンネルカモフラージュ用の「鮭採り小屋」に文句をつけます。
まあ、監獄の目の前に小屋を建てれば、文句を言われるのは当然です。しかし、谷垣が予め看守と話をつけていたことも有り、「一日鮭5匹」をワイロとして渡す事で門倉と決着しました。ふー、何とか乗り切った。
鮭のチタタプ
カモフラージュ用の鮭漁ですが、採った鮭はちゃんと料理します。アシ(リ)パちゃんが、アイヌの鮭料理の説明をします。イクラがおいしそう。
アシ(リ)パちゃんが、言います。
アシ(リ)パ「鮭の頭を切り落として、上顎の真ん中の氷頭という軟骨を切り取る。これを使う珍味があるけど、杉元! 何か判るか?」
杉元「え~、ウソ~、まさか、まさか~? アレなの~?」
変に乙女チックな杉元です。白石もついでにオカマっぽいです。
アシ(リ)パ「チタタプだ!」
杉元「はい、出ました! チタタプ!」
乙女チックというか、何か変なテンションが杉元にかかっています。通販番組みたい?
チタタプとは、本来「鮭のチタタプ」を指すという事で、「チタタプの中のチタタプ」をみんなでやります。まず、白石がチタタプをします。
チカパシもやります。が、日本刀・和泉守兼定で! ドン引きしている永倉が面白いです。じいじ化している土方は意外ですが、やさしい感じがいいですね。
尾形もチタタプをしますが、相変わらず無言です。
アシ(リ)パ「尾形~。みんな、チタタプ言ってるぞー。本当のチタタプでチタタプ言わないなら、いつ言うんだ?」
無反応の尾形を見て、あきらめて立ち去ろうとするアシ(リ)パちゃんです。
アシ(リ)パ「みんなと、気持ちを一つにしておこうと思ったんだが・・・」
その時、尾形が一言だけ「チタタプ」と言います。
アシ(リ)パ「言った!」
それを聞き、驚きと喜びの思いで振り向くアシ(リ)パちゃん。ええ笑顔やな~。
アシ(リ)パ「聞いたか!? 今、尾形がチタタプって!」
それにしても、尾形が一言、チタタプと言ったかどうかで盛り上がるというのは、平和と言うかほのぼのシーンですねー。シリアスシーンが多いから、こういうので癒しを補充しておかないと。そういう訳で、みんなで鮭料理を食べます。良いです。
インカ(ラ)マッと谷垣
食事のさなか、チカパシは、谷垣のお椀をインカ(ラ)マッに渡そうとします。
アイヌでは、女が男の家に行ってご飯を作り、男は半分食べた器を女に渡し、女が残りを食べたら婚姻が成立するそうです。つまり、アイヌ式の求婚です。チカパシは、ふたりに本当の家族になって欲しかったのです。気持ちは、良く判るぞ!
しかし、インカ(ラ)マッはお椀を受け取らず、谷垣もお椀をひっこめます。そして、席を外す谷垣。インカ(ラ)マッも、後を追って外に出ます。
谷垣「のっぺら坊はウイルクではないと言いつつも、どこかで期待しているから網走まで来たのでは?」
インカ(ラ)マッ「仰る通りです・・・」
ウイルクへの思いを語る、インカ(ラ)マッです。
インカ(ラ)マッ「運命は変えられる。そう思い直したんです。理解して頂けないかもしれませんが、とにかく今の私にはウイルクに再会できるという期待があるんです」
インカ(ラ)マッ「でもそれは、愛しい人に会いたいというものではなくて、過去に囚われていた自分にケリをつけたいから・・・。私は、谷垣ニシパと未来に進みたい!」
谷垣「俺にも、まだ役目が残ってる。アシ(リ)パを、無事にフチの元に帰す役目が。時が来たら改めて、俺から半分食べた飯の器をインカ(ラ)マッに渡す」
なんだ、全然問題無いやん! この二人は、大丈夫ですね!
いよいよ網走監獄に侵入
そして、本題に戻ります。杉元たちの掘っているトンネルが、目的地に到達します。頭を出すと、そこは門倉の部屋でした! えー、いきなり看守に見つかってるやん!
しかし、しかし! なんと門倉は、土方と通じていました。味方だったのです! そうだったのか! 意外展開。
その夜、土方、杉本、門倉達は作戦会議を開きます。
新月の夜、杉元達は、いよいよ網走監獄に侵入します。
おー、ここで都丹庵士が出てくるのか。真っ暗闇での先導役に、これほどの適任者は他におりますまい。天窓から建物内に侵入します。順調です。独房の鍵を開ける白石です。
「のっぺら坊」に会うも・・・
独房の中に入るアシ(リ)パです。
アシ(リ)パ「アチャ・・・。アチャ・・・なのか? 私だ。アシ(リ)パだ。小樽から会いに来た」
暗いので、マッチをつけます。すると、突然、のっぺら坊が絶叫します! なにこれ、怖い~。
アシ(リ)パ「違う・・・。アチャじゃない」
ここの、何とも言えない複雑な表情のアシ(リ)パちゃんが絶妙です。アイヌを殺して金塊を奪ったのが自分の父親ではなかったという安堵感と、しかし父親に会うことは叶わなかったという悲しさが同居しています。
しかし、この絶叫の為、侵入がばれます。と言うか、門倉が裏切ったから? ここは、真意は良く判りませんでした。とにかく、脱出のため、天窓に向かってロープで引き上げられていく、アシ(リ)パです。
一方、ここの「のっぺら坊」は替え玉だと気づく、杉元と白石です。では、本物はどこに?
アシ(リ)パを天窓から救出した都丹庵士は、彼女をかかえ、なんとトンネルと逆方向に走りだします。あらー、こいつも裏切った? 都丹庵士は、アシ(リ)パに「本物に会わせる」と言うのでした。
どいつもこいつも、信用ならんというか、油断できないな! 一体、どうなっているの?
第七師団、現る!
ところが、更に事態は悪化します。インカ(ラ)マッが、谷垣の所にやってきて「逃げてください」と言います。
なんと、彼女は「谷垣から小樽へ偽名の電報が届く」と第七師団に教えていました! えー、インカ(ラ)マッも裏切り? どういうつもりなのかー!
そして、第七師団がやってきます。網走監獄の犬童も、防衛の為、橋を爆破します。ダイナミックやなー。
そこに雷型駆逐艦が現れます。えらく大がかりになってきましたよ!
鶴見中尉も当然、駆逐艦に乗っています。
鶴見「のっぺら坊とアシ(リ)パを確保せよ!」
メインキャラが集合して、大騒動になりました。これから、どうなる?
今後の展開は?
杉元、土方、鶴見、犬童といくつもの陣営が入り乱れて、網走監獄は大荒れです。そんな中、アシ(リ)パは本物ののっぺら坊に会えるのでしょうか?
終わりに
今回、あまりの情報量の多さに頭がパンクしました。ちょっと、状況を整理してみたいと思います。
- 網走監獄の門倉部長は、実は土方と通じていた。
- のっぺら坊に会えたものの、それは替え玉だった。
- 都丹庵士が裏切り、アシ(リ)パを連れ去る(「本物と会わせる」と発言あり)
- インカ(ラ)マッが、第七師団に連絡をしていた。
- そのため、鶴見中尉率いる第七師団が、網走監獄を攻めてきた。
- 網走監獄側も、橋を爆破して防衛体制に入った。
こうして見ると、土方が暗躍していることがわかります。土方は、のっぺら坊とアシ(リ)パちゃんを独占するために、杉元らから引き離すように画策したようです。
しかし、のっぺら坊に替え玉がいることを知っていて、その上で門倉や都丹庵士に作戦行動を指示していたとすると、土方は本当にタヌキと言うか食えない男です。
気になるのは、のっぺら坊の正体です。一旦「父ではない」とアシ(リ)パちゃんに思わせたということは、(ストーリー展開として)「実はやっぱりアシ(リ)パの父だった」と言う結末になりそうな感じですね。果たしてどうなるか?
それにしても、ここに来て主要キャラが全員集合するとは、大興奮です! まさにクライマックス! 盛り上がってまいりました。
次回も見たいと思います。
では、今夜もアニメでよろしくね!