『僕のヒーローアカデミア 第3期』第58話 感想

はじめに

こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。

今回は、『僕のヒーローアカデミア 第3期』第58話感想をお送りしたいと思います。

24時間テレビ関連での「特別編・愛で地球を救え!」。劇場版につながるお話のようです。

今回の感想

24時間テレビがやってきた

黄色いTシャツを着た、オールマイトと出久です。今回は24時間テレビの中での特番ということで、それっぽい格好をしています。色々と「大人の事情」を漂わせながら、スタートです。

夏休みの特別演習

夏休み中の雄英高校です。職員室のモニターで、オールマイトの特別番組を見かけるミッドナイトたちです。

今日は、「夏休みの特別演習」ということですが、ここで早速、劇場版の話しに触れてますね。雰囲気出てます。

そろそろ時間だ、ということで教室に入って、6人の生徒たちに説明をする相澤先生です。

6人しかいないのは、この特別演習が、少人数に分かれて行われるものだからです。課題は、対ヴィランを想定した捕縛訓練です。

捕縛訓練と聞き、「ヒーローっぽいのが来た!」と喜ぶ、出久とお茶子ちゃんです。

これは、事件現場で何が起こっているのか、状況判断力・対応力を鍛える訓練です。特別講師は、オールマイト、セメントス、ミッドナイト、プレゼント・マイクです。先生方も、なかなか濃いです。

演習開始!

特別演習<捕縛訓練>開始です。ヒーロースーツ姿の6人です。

現場の状況が知らされます。

  • ヴィランは、宝石店を襲撃。
  • 店員や買い物客を人質にして、店内に立てこもっている。
  • ヴィランと人質の人数は、共に不明。
  • 生徒たちは、警察から協力を依頼されたプロヒーローとして、事件を解決しなければならない。

とにかく、店内にいるヴィランと人質の人数を確認することにした、出久たちです。お茶子ちゃんが、ゼログラビティで自分を浮かせようとしています。ぷっくらして可愛いです。

ゼログラビティで浮いて、進んでいくお茶子ちゃんです。風船のようです。

敵と人質の数を、指で伝えるお茶子ちゃんです。「ヴィラン1、人質3」

そうこうしているうちに、爆豪が我慢できなくなります。正面から突入し、ヴィラン役のオールマイトに攻撃を仕掛けると言います。その間に、出久たちが人質を救出するという流れです。かなり、強引です。

推理するべし

爆豪が宝石店の入り口を爆破すると、大きな黒い煙が立ち上ります。出久たちが店の中に入ると、ヴィラン役が死んでいました。なんと~

ヴィラン役のオールマイトは、ナイフが刺さったことが原因で死んだように見えます。梅雨ちゃんが、髪の毛でオールマイトの鼻先をこちょこちょすると、「ふふ」と反応します。

梅雨「実際には死んでいないけど、死んでいるという設定なのね」

飯田は言います。「現場は警察官に包囲され、人の出入りがなかったと仮定すると、ヴィランを殺した犯人は人質の中にいる!」

出久は、まず人質の話を聞こうと言います。

<人質>

  • 雄英ジュエリー店員:セメントス
  • 大手広告代理店勤務:ミッドナイト
  • ミュージシャン:プレゼント・マイク

人質の発言に、おかしなところはありませんでした。色々可能性を考える生徒たち。

物盗り→ノー。宝石はヴィランが持っており、誰にも奪われていない。

複数犯の仲間割れ→ノー。襲撃途中で揉めたなら、人質達がその会話を聞いているはずだが、聞いてない。裏口もないし、窓も全部閉まっていた。単独犯である事は間違いない。

お茶子「じゃあ、やっぱり、この中に犯人が」

しかし3人とも、自分は犯人ではないと言います。

ここで、自分の推理を話す出久です。ヴィランが宝石店に籠城したのが疑問だった、と言います。これは警察が来たためだったと聞くと、ミッドナイトが警察に通報したと指摘します。ミッドナイトとヴィランは、以前からの知り合いだったのだと言います。

ミッドナイト「なっ、何故、私がそんな事する必要が」
出久「止めたかったから、じゃないんですか? ヴィランを」

ヴィランを止めたかったからならば、殺す動機にはならないと言う言葉に、「人質の中に殺人犯はいない」という出久です。

それを聞いて「どういうこと、出久くん?」と驚くお茶子ちゃんです。

ヴィランは自殺した、と推理した出久です。もし自分が捕まれば、自分とミッドナイトとの関係が、警察にばれるかも知れないと。そうなれば、彼女の人生に暗い影を落とすから、自らの口を自分の手で塞いだ。

梅雨「悲しいわ。ミッドナイトは、愛するが故にヴィランを救おうとして」

飯田「そして、ヴィランもまた、愛するが故に、ミッドナイトを救おうとしたんだな」

しかし、出久の推理はすごいですね。名探偵・出久? ここで相澤先生が入ってきて、演習終了を告げます。そして、出久の推理は、学校側で事前に用意したシナリオ通りで、ヴィランは持っていたナイフで、自らを切りつけたのだと言います。

相澤「ヴィランが何故籠城しているのか、という疑問から、よくここまで導き出したな」

お茶子「相澤先生が、ホメとる!」

愛は、どこだ?

しかし、続けてこう告げる相澤先生です。

「だが、お前らはひとつ大きな見落としをしている。故に、この捕縛訓練は0点だ」

「どういうことだ」と言う生徒たちに、相澤先生は「そこを見てみろ」と言います。すると、ヴィラン役のオールマイトがいません!

オールマイト「自由に向かって、逃避行だぜー!」

笑いながら走って逃げていく、オールマイトです。生きとったのか。「死んでいる」という設定ではなかったのね。

相澤「ヴィランを死体だと思い込み、拘束しなかったお前らの負け。詰めが甘かったな」

爆豪「そんなん、有りかよ」

口を開けてあっけにとられながら、オールマイトを見ている6人の生徒たちです。爆豪のこんな表情は、珍しい気がします。

しかし、そうなるとヴィランは逃げるために「死んだふりをしていただけ」ということになります。ミッドナイトを気遣っての行為ではなかったのか?!

お茶子「じゃあ、愛は?」

口々に「愛は?」と叫ぶ生徒たち。なんということでしょう。愛は、無かったのです。なんちゅうオチじゃ。

そして劇場版へ

職員室でパソコンに向かい、メールをチェックするオールマイトです。メリッサからメールが来ています。I・アイランドへの招待でした。

I・アイランドへ行くことにしたオールマイトは、出久を誘います。

出久は、オールマイトと一緒に行くことにします。ここから、劇場版につながるのですね。

そして再び、黄色いTシャツを着て話す、出久とオールマイトです。愛が有ったのか、無かったのかはともかく、劇場版宣伝としては、出久は満点の発言です。

今後の展開は?

本筋の話に戻って、、、
仮免試験の二次選考。ただでさえ、本格的な救助演習で大変なのに、更に「想定ヴィラン」まで出てくるとはたまりません。どうなる?

終わりに

今回は、推理ものと言うか、探偵ものでしたね。出久は探偵役が似合います。あと、ミッドナイトが面白い良い演技をしていました。女優さん狙ってますか?

しかし、「愛で地球を救え」と言いつつ、最後に「愛など存在しない」とは24時間テレビ的に良いのでしょうか? 面白かったけど。
次回も見たいと思います。

では、今夜もアニメでよろしくね!