『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第16話 感想

はじめに

こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。

今回は、『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第16話感想をお送りしたいと思います。

まなちゃんは境港に行きます。夜の海に響く琵琶の音色。境港に妖怪が現れました。

今回の感想

まな、境港へ

まなちゃんは、境港のおじさんの家に遊びに行きます。境港は、まなちゃんのお父さんの故郷だということです。

まなちゃんは「港大漁まつり」を楽しみにしていましたが、今年は伝統派と改革派が争っていて開催が危ぶまれているようです。残念がるまなちゃんです。

しかし、リアルな話が出てきました。実際、祭りの運営方法でトラブルになっている話は、よく聞きますものね。

おじさんは、新鮮な魚を食べさせてまなちゃんを励まそうと、漁に出ます。やさしい。

ねずみ男、封印を解く

一方、ねずみ男です。はるばる境港まで来ています。今回は、北前船の財宝を狙って海に潜っています。行動力だけはあります。もっと、建設的な方向にその力を使って欲しいものです。

そして、海中にあった古いカメのフタを開けます。中は空っぽでしたが、なにやら怪しい影が出ていきます。これ、開けたらアカンやつですよ! またも、ねずみ男が封印を解いてしまったようです。

しかし、フタをずらしただけで封印が解けるというのは、ちょっと封印が軽過ぎる気もします。もうちょっと、ガッチリ封印しておいてちょうだい。

まな、船幽霊と遭遇

まなちゃんのため、漁に出たおじさんですが、謎の妖怪らしき影に襲われます。ねずみ男が出した妖怪が、早速悪さをしたようです。

翌朝になっても、おじさんを乗せて漁に出た船が帰ってきません。心配したまなちゃんは、捜索に出た船に飛び乗ります。えらいアクティブやな! それだけ、おじさんが心配だということですね。

おじさんを探すまなちゃんですが、そこに船幽霊が現れます! そしてひしゃくを要求する声です。漁師がたまらず、ひしゃくを投げ入れます。それはやばいですよ! 次の瞬間、いくつもの手が現れ、ひしゃくで水を船に入れます。船が沈んでしまう~

これは、底抜けのひしゃくを用意しとかないといけないパターンですよ。しかし船幽霊は、(あにこんでも知ってるくらいですから)漁師さんだったら絶対知ってると思いますけどね。ここは、ちょっと首をかしげてしまいました。

次々と海に落とされる漁師たち。そして、まなちゃんも海に落とされますが、「逃げろ」の声があります。「あれ、おじさん?」と思うまなちゃんでした。この船幽霊は、まなちゃんを助けようとしているのでしょうか。

鬼太郎、登場

海岸で目を覚ます、まなちゃんです。彼女だけが、砂浜に打ち上げられたようです。他の人は戻りません。まなちゃんだけ戻ってこれたのは、やはり、あの船幽霊がおじさんだったのです。それにしても、良く無事でしたね。

まなちゃんが猫娘を通じて相談したのか、鬼太郎が境港にやってきます。早い。

しかし、住民の皆さんが「妖怪の仕業」と聞いて特に疑問も持たず、目玉のおやじを見ても驚かないところは、さすがは原作者の水木しげる先生の故郷である境港と言うべきでしょうか?

鬼太郎は、調査のため海に出ます。早速、出てくる船幽霊です。「ひしゃくをくれ」という声に対し、鬼太郎は底の抜けたひしゃくを渡します。これですよ! これが、模範的な対応です。船幽霊の手が大量に出てきますが、ひしゃくに穴が開いているので、船の中に水を入れることはできません。

そこへ、海座頭が現れます。海座頭は言います。
「海に沈んだ財宝を引き上げるために、船幽霊を手下にしている」
財宝を欲しがるとは、妖怪というよりも人間の発想ですね。いったい彼は、財宝を手に入れてどうしたいのでしょうか?

まな、「魂」救出の先頭に立つ

その頃、海岸にいたまなちゃんはネズミ男から「船幽霊にされた人たちの魂が、海座頭によって祠の中に入れられている」ことを聞きます。

境港の人全員の協力によって魂を取り戻そう、と住民に提案するまなちゃんです。住民も、最初は妖怪相手ということでしぶりますが、結局まなちゃんの提案に乗ります。

最初気が進まないのは「妖怪が相手だから」というところがまた面白いです。普通は「妖怪なんていないだろう」という反応になるはずですが。妖怪が存在する前提で話が成り立っているところが、境港ならではです。

まなちゃんは船に乗り、魂の閉じ込められた祠まで行きます。鬼太郎にも「境港のみんなの力で、庄司おじさん達の魂を取り返すから!」と宣言します。りりしい。

そして祠の扉にロープを繋ぎ、海岸で境港住民が一致団結してロープを引っ張ります。なんと綱引きになるとは! 意外な展開です。

普通に、船とか車とかで引っ張ったらダメなのでしょうか? ここは「突っ込んだら負け」なような気がします。

すると、海中で船幽霊たちがロープを引っ張り、住民たちとの綱引き対決になります。運動会みたいになってきました。

鬼太郎ファミリー、勢揃い

これはこっちの分が悪いそ、と思っていると猫娘や砂かけばばあ達が現れました。結局来るのね。鬼太郎ファミリー勢揃いです。ぬりかべは、かなり強力な助っ人ですよ!

そして、住民と猫娘たちがロープを一気に引っ張ると、船幽霊が海から飛び出し、祠の扉も開きました。豪快!

祠に閉じ込められていた魂が、船幽霊の身体に入り、元の漁師に戻りました。これは凄い。良かったですね。

海座頭は、それを見て怒り狂います。まなちゃんは、おじさんが元に戻ったことを見ると言います。「センター、バックホーム!

おじさんは、野球ボールを握りしめ、海座頭に向かって投げます。「スナイパー庄司」の復活です! なんと!

そして、見事に海座頭の顔面にヒット! センターのバックホームのはずがデッドボールになりました! まあいいか!

しかし、良いコントロールおよび強い肩です。と言うか、今回の鬼太郎はギャグ回ですか?

まさか人間の投げたボールが、妖怪にダメージを与えるとは。。。もっとも、おじさんの顔は白かったので、まだ完全には人間に戻りきっておらず、「幽霊力」がダメージを与えたのでしょうか?

それにしても、おじさんの「スナイパー庄司」設定がこんな形で発揮されるとは。「鬼太郎」アニメ、恐るべし。

しかし、これでまたも鬼太郎が何もせずに終わってしまうのか、と思いきや、指鉄砲を撃つ鬼太郎でした。そして、消滅する海座頭。よかった。主役の面目は一応保ちました(ボールの与えたダメージの方が、大きいような気もしますが)。

港大漁祭り、無事開催される

船幽霊との綱引きで一致団結したことが功を奏したか、港大漁祭りが無事開かれました。

まなちゃんも猫娘や鬼太郎達と祭りを楽しみます。妖怪相手に力を合わせたのが、良い方向に動きましたね。

今後の展開は?

予告は「蟹坊主と古の謎」。
境港の人達が、銅像になってしまいました。
・・・と言うか、次回も境港なんですね! まさかの境港回連続。

終わりに

境港の人たちが、妖怪とすっかり馴染んでいるところが良かったです。やっぱり、原作者の水木しげる先生の故郷だけあります。ある意味「里帰り」ですね。

妖怪と人間が仲良くしているのを見るのは、心が和みます。今回は、結果的にはハッピーエンドでよかったです。
次回も見たいと思います。

では、今夜もアニメでよろしくね!

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