はじめに
こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。
今回は、『ゲゲゲの鬼太郎 第6期』第23話感想をお送りしたいと思います。
取り壊されるのを待つだけの、古いアパート。しかし、そこには・・・
今回の感想
鬼太郎、アパート存続を頼む
古びたアパートである「爽快アパート」。そこにただ一人住んでいる夏美は、引越してアパートを取り壊すつもりです。鬼太郎と砂かけばばあは、「アパートを取り壊すのを考え直してほしい」と夏美に頼みに来ました。
鬼太郎は、「爽快アパート」の歴史について話し始めます。
回想・妖怪が出るアパート
時は1968年です。50年前までさかのぼります。春夫さんと冬子さん夫妻は、「爽快アパート」の大家さんとしてスタートします。
しかし、このアパートには妖怪が出るのでした。「お化けが出た」という苦情に対して、住人に謝る大家さん夫妻です。
住人が退去してしまうので、困ってしまう大家さんです。ろくろ首、あかなめ、唐傘に、「出て行って欲しい」と頼む大家さんでした。
しかし、この時点でコミュニケーションが取れている時点でたいしたものだと思います。得体の知れないものだと怖いですけど、ちゃんと見えて会話できるならば、上手く利用すれば(妖怪と会える事をウリにするとか)返ってお金を稼げる気もしますが、まあそれは置いときましょう。
妖怪たちは出ていく気配はないし、警察に依頼しても相手にしてもらえず、お祓いをしても効果はなく困ってしまう大家さんです。
ある日、子供たちの会話から「妖怪ポスト」の存在を知った大家さんは、鬼太郎に依頼します。鬼太郎は、妖怪三匹に勝利します。
鬼太郎に負け、アパートを出て行かなくてはいけないので泣いている、妖怪三匹です。なんか哀れ。
結局、大家さん夫妻は、「人間にいたずらをしない」「人に姿を見せない」と言う約束で、妖怪たちがアパートに住むことを許します。既にイイ話になってますよ。
「アパートで暮らす人は、皆家族だよ」、と言っている大家さん夫妻です。娘のアキちゃんもいます。優しい人たちです。
回想・地上げ
しかし、1985年に事件が起こります。地上げです。ありましたねえ、そういうの。ダンプカーが突っ込み、玄関がぐちゃぐちゃになっているアパートです。ピンチ!
「また来る」といって、地上げ屋は去っていきました。娘のアキちゃんも恐がっており、もうこれ以上は耐えられない、と大家さんが思った時、鬼太郎ファミリーがアパートにやってきます。ナイスタイミング!
おー、猫娘の服装だけ、ちょっと違いますね。なんか、バブルっぽい感じ? ともかく、猫娘たちは、地上げ屋をとっちめます。
地上げの脅威から逃れられ、お礼を言う、大家さん夫妻です。
「いいってことよ。実際にとっちめたのは、鬼太郎たちだし」、とか言っている妖怪三匹です。
「ずっと、このアパートにいてくださいね」、と言う大家さん。すっかり仲良くなっています。これで、回想は終わりです。
再び迫る、魔の手
改めて鬼太郎は、アパート取り壊しを考え直すよう頼みますが、そのとき、夏美の婚約者の「ヒロくん」がやってきます。夏美は、鬼太郎たちの頼みを断ります。しかし、このヒロくんが、いかにもチャラいです。大丈夫でしょうか?
すると早速?、夏美から、アパートの土地権利書と実印を強奪するヒロくんです。外道です! 土地狙いか!
「だますなんてひどい・・・。ひどいよ」と下を向く夏美です。これはイカン!
その時、ヒロくんを呼び止める声が! 妖怪三匹の影です。とっちめろ~
「バチが当たったのかな」とつぶやく夏美です。妖怪三匹も後ろにいます。ヒロくんは追い返しましたが、権利書と実印を持って行かれました。
夏美、思い出す
その時、古時計の時報が鳴ります。すると、
夏美「私、知ってる・・・。あなた達の事・・・。でも、どうして?」
妖怪三匹を見て、夏美は今までに会ったことがあることを思い出します。唐傘が、幼い夏美と遊んでいます。
唐傘「宇宙遊泳だー」
夏美「あはははー」
ろくろ首が、あやとりをして夏美と遊んでいます。
あかなめが、夏美を舐めています。
妖怪三匹が、幼い夏美をかわいがっています。人間と妖怪が、共存している!
回想・泣く泣く、お別れ
お母さん(アキ)もおばあちゃん(冬子)も早くに亡くしてしまった夏美は、おじいさん(春夫)に育てられていました。おじいさんは、妖怪たちが夏美をかわいがってくれるので、喜んでいました。
しかし、夏美が、「近所の子供と遊ぶより、妖怪と遊んだ方が楽しい」と言っていて、困ってしまっているおじいさんと妖怪達です。
夏美が人間社会でまともに生きられるように、あえて自分たちが身を引く妖怪三匹です。姿を消して、そっと夏美を見ている妖怪達。ここ、泣けます!
「こんなの、あんまりじゃねえか」と嘆く唐傘。「そのうち、忘れる」と言う砂かけばばあです。みんな悲しそうです。
でも、夏美は妖怪のことを忘れるでしょうが、妖怪たちの方は夏美のことを忘れられないですよね。これは、たまらないです。
それからは、夏美をこっそりと見守る、あかなめと唐傘です。
夏美をこっそりと見守る、ろくろ首です。
おじいさんが亡くなった時にも、夏美を見守っていた妖怪3匹です。ずっと、見てたんだよー。
ろくろ首「あんたの将来を考えて、あたい達は姿を消した。でもね、あたい達は、ずっと見守ってたよ。だから夏美、あんたはひとりぼっちなんかじゃない」
唐傘「これまでも、これからも!」
「うわわあん」声をあげて泣く、夏美です。
夏美を抱き寄せて、撫でてあげるろくろ首です。人間も妖怪も関係ないぞ!
鬼太郎、再び
地上げ屋の事務所で、土地の権利書と実印を取り返す、砂かけばばあです。
そして、「やあ、お久しぶりですね」と言って鬼太郎がやってきます。この静けさが逆に怖い!
地上げ屋のおっちゃんが「昔と変わらない」鬼太郎を見てビビります。ナムアミダブツ。。。
「妖怪アパート」、誕生!
アパートの管理人の砂かけばばあが、豆腐小僧にアパートの決まりごとを説明しています。
アパートの中で宴会をする、唐傘や妖怪たちです。
ろくろ首が、台所で料理を作っています。
あかなめが、別の妖怪と将棋を指しています。
そうです。ここは「妖怪が出るアパート」から「妖怪たちが爽快に暮らすアパート」に変わりました。家賃さえ払ってもらえれば、こっちの方がいいね!
そして、「ただいまー。遊びに来たよー」、とアパートにやってくる夏美です。
妖怪たちも「おかえりなさい! オーナー」と迎えます。住んではいないけど、「遊びに来る」というのが良いですね。妖怪べったり、でなくて。夏美の笑顔がいいです!
今後の展開は?
予告は「ねずみ男失踪!?石妖の罠」。
ねずみ男が、なんと結婚するようです。しかしタイトルからして、「失踪」や「罠」が含まれているので、ろくなことにならない感じがします。
終わりに
最後に「妖怪アパート」が、別の意味で存続するようになったのは、単純に良かったなあと思いました。
それにしても、地上げ屋のおっちゃんが、「33年前と全く変わらない少年(鬼太郎)」を見た時の恐怖を思うと想像を絶するものがあります。
しかし、鬼太郎がこの姿のままだとすると、成人男性の姿になることはないのか?とふと思います。目玉のおやじさんは、目玉になる前はちゃんとした成人男性の姿をしていたはずです。
妖怪の年齢固定は、どう決めているのでしょうか? 自分の好きな年齢で止められるとしたら、非常に羨ましいのですが。それとも、歳をとるのが極端に遅いだけでしょうか。
次回も見たいと思います。
では、今夜もアニメでよろしくね!