『ルパン三世 PART5』第18話 感想

はじめに

こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。

今回は、『ルパン三世 PART5』第18話感想をお送りしたいと思います。

アジトのトイレが故障します。残るもうひとつのトイレを取り合って、ルパンたちは大騒ぎです。不二子は、故障原因を知っているようですが・・・

今回の感想

トイレ、壊れる

ある日のルパンのアジトです。朝、次元が部屋に入ってきて言います。

「ルパン。トイレ、壊れてるぞ」

次元がトイレに入った時には、もう壊れていました。トイレの排水管に、何かが詰まっているようです。

トイレの修理屋を呼ぶ話になりましたが、とりあえずトイレに行きたいルパンです。次元の部屋にある「もうひとつのトイレ」を使わせてくれと言いますが、次元も「俺の部屋だ。俺が先だ」と言います。争いになる二人です。

ルパンを押しのけて先に部屋を出た次元でしたが、ルパンが止めます。

「部屋を出るときは、老人に変装する」というルールが、このアジトには有るのです。やむなく次元は従い、変装をします。

「お先~」ルパンの方が変装が早いので、結局ルパンが先にトイレに行くことになります。

昼ご飯を食べに行く、という五ェ門です。ルパンは「和食が食べたい」という五ェ門に対し、「一階のカフェで、そば粉を使った和食ぽいメニューがあったなあ」と言います。

部屋を出ようとする五ェ門に、次元は「変装をして行け」と言います。ルパンは、五ェ門にリボンを渡します。「じいさんの孫娘」という設定だそうです。それは無理あるだろ。五ェ門がリボンをすると、あら可愛い。

結局、五ェ門はリボンを外し、いつもの格好で食べに行きました。

そして帰ってくると、五ェ門はブスっとしています。和食は無かったのです。あったのは、そば粉で作ったガレットでした。「美味しかった」という五ェ門ですが、和食がなくて残念無念のようです。

部屋に戻ろうとする次元です。また、ルパンが止めます。

ルパン「先、トイレ行かして」
次元「なんで、いつも同じタイミングなんだ。ずらせ!」
ルパン「同じもん食ってんだから、しょうがねえだろ」

また、争いになります。さらに五ェ門も加わって、三つ巴の戦いになります。

不二子、出現

3人がじゃんけんで順番を決めようとしていると、不二子が廊下を歩いてきます。「おはよう」

不二子の出現に驚く3人です。

ルパン「不二子、いつ来たんだ?」
不二子「昨日、ルパンが入れてくれたのよ。あなた、かなり酔っていたわ」

ルパンが酔っ払っていて、覚えていないだけのようです。

不二子「新しいアジト、なかなかいいじゃない」

五ェ門「お主、何を企んでいる?」
不二子「ん?」

その時、ルパンのスマホが鳴ります。相手は、水道屋さんでした。ルパンは、(トイレの)タンクと便器の間の排水管に、何かが詰まって困っていると言います。

不二子は、はっと驚き、ルパンのスマホを取り上げ、電話を切ってしまいます。

不二子「アジトに赤の他人を入れようとするなんて、らしくないわよ。ルパン」

何か、変ですね。どうしたのでしょう? 「シャワーを借りる」と言って、不二子は部屋を出て行きます。

次元「不二子の奴、何か隠してるな」
ルパン「ああ。トイレに、誰も入れたくないらしい」

不二子は、水道屋さんに「トイレ修理は、もう不要」とこっそり電話していました。

五ェ門「不二子は、何を隠している?」

ルパン「さあな。だが、何かしらのブツだろうな。トイレのタンクだよ。昨日、俺たちに気づかれないように侵入して、何かを隠した。それが、排水管に詰まっているんだ」

五ェ門、不二子に直接聞くが

何を隠したかは、不二子に直接聞くしかない、と言うルパン。すると、五ェ門が自分が聞くといいます。ドアをノックする五ェ門。

五ェ門「不二子、トイレに何を隠した」
ルパン「さりげなく(聞けって言っただろ)!」
五ェ門「うおっ!」

物音に驚いたルパンと次元がドアを開けると、五ェ門が不二子に「裸で壁ドン」されていました。なんちゅうポーズや。

不二子「何にも隠してないわよ」

次元「少しは(体を)隠せ!」

不二子は大胆やな~ ビビってる五ェ門が、か弱く見えます。

ルパンが、自分もシャワーを浴びてくる、と言うと不二子が止めます。「待って、ルパン」

不二子は、ルパンや次元をトイレに近づかせようとしません。まだ、「ブツ」を取り出せていないようです。

五ェ門、そばを打ち始める

五ェ門は、一階のカフェの主人に譲ってもらったそば粉を使って、そばを打ち始めます。そばつゆがなかったので、代用に味噌汁も作っているようです。

五ェ門「無心になれる」

先ほどの不二子の裸が、よっぽどこたえたようです。そこに、不二子がやってきます。

不二子「ねえ、ルパン。何か細長いものはない? 割り箸とかで、良いんだけど」
五ェ門「ない!」

きょとんとする不二子です。

ルパンが最初に、トイレの詰まりを直すために「五ェ門の割り箸」を使ってしまった(最後の一膳だった)のが、まだ心の中で引っかかっているようです。

次元「不二子、細長いもので何をつっつくんだ?」
不二子「ふん、何でもいいでしょ」

不二子「本当に覚えてないのね」

何か、ルパンも絡んでいるんでしょうか?

銭形、登場

玄関の呼び鈴が鳴ります。ルパンが対応すると、何と驚くことに銭形でした。

銭形「ボンジュール。突然すみません。私、銭形と申します」

五ェ門が作っている、味噌汁の味噌の匂いにつられてやってきた、と言う銭形です。ルパンは、追い返すわけにもいかず、銭形を家の中に入れます。味噌汁をおいしそうに飲む、銭形です。

銭形は「ルパンという名をご存じですか」と聞きます。ルパンは答えます。

「狙った獲物は逃がさない、極悪非道の大泥棒ですな」

銭形「それは、ちょっと違います。確かに捕らえるべき犯罪者ですが、奴はそれだけじゃあない。他の有象無象と一緒にしないでもらいたいですな」

この、ルパンと銭形のとっつぁんの「」みたいなのは良いですねー。泥棒と警察官という間柄ではあるけれど、二人はすでに「戦友」みたいなもんですもんね。

ルパンも、銭形の話を聞いて、ウルッと来ています。ちょっと感動した? 「そばでも食べていくかね」と口が滑ります。

家の人にぜひ挨拶したいという銭形に対し、 「人見知りだから、警部を見た途端、死んでしまうかも知れん」と言うルパンです。

すると銭形は、「私、自分が警部だと言いましたか?」と尋ねます。

しまった! また、口が滑った。ルパン、墓穴を掘ってるよ!

ドアの向こうでは、次元と五ェ門と不二子が、武器を持って身構えています。バトルになるのか?

「ルパンを追う銭形警部も、この辺では有名ですぞ」とごまかすルパンです。銭形は、それで納得しました。やれやれ。

ルパン、不二子に尋ねる

考え事をしている不二子です。ルパンが声をかけます。

ルパン「不二子」

不二子「ほえっ?」

変な返事になってますよ!

ルパン「トイレのブツが、気になっているのか?」
不二子「別に」
ルパン「何も、横取りしようって言うんじゃねえ。大事なもんなら守るし、やばいもんなら一緒に戦う」

ルパン、かっこいい! ルパンの言葉で、はっとする不二子。

目をつむります。顔が赤い。

ルパン「どうしても言えないのか?」
不二子「だって」

この、変わりまくる不二子の表情が、良いです! 作画、頑張ってる! 爪を噛む不二子、色っぽい!

不二子の「お願いします」

トイレに行きたいという不二子です。五ェ門が止めると「本当に行きたいの! ここでしろって言うの」と言います。

ルパン「まあ、それもアリだけど」

不二子「バカ!」

ルパン、それは変態行為ですよ!

次元「わかったよ。仕方がないね」

次元は、不二子をトイレに連れて行くことにします。

不二子「さっさとしてー」

次元「それが、人に頼む態度か」
不二子「・・・」

不二子「お願いします~

涙目になる不二子ちゃんです。弱々しい感じの不二子ちゃんも良いです。

ルパン「珍しいものを見たな」
五ェ門「後が恐ろしい」

ルパンは五ェ門に、トイレのタンクを斬鉄剣で切ってもらうように頼みます。しかし、五ェ門は断ります。理由を問うと、

五ェ門「つまらん」
ルパン「詰まってるんだよ、今まさにトイレが!」

おいおい、誰が漫才やれつった! 面白いけど。

呼び鈴が鳴ります。銭形が帰ってきました。ルパンは銭形の対応に向かい、五ェ門はそばを打ちに戻ります。

不二子、回収完了

一方、不二子です。壁伝いに、外からトイレに侵入します。まだ、「ブツ」をあきらめていません。

そして、トイレタンクの中に手を突っ込み、「ブツ」を探します。

手応えのあった表情になります。「ブツ」は見つかったようです。


その頃、ルパンは銭形の対応が終わり、疲れ果ててソファーに倒れこんでいました。銭形は、そばを食べたあと何事もなく帰って行きました。

五ェ門「銭形は、何か言っていたか? なかなかうまく打てたと思うのだが」
ルパン「『味噌煮込みうどんならぬ、味噌煮込みそばですな。これはうまい』だってよ」

疲れていても、モノマネする元気はあるのね。

五ェ門「ふっ」

美味しいと言われて、五ェ門も嬉しそうです。料理に目覚めた?

真相は・・・

「なんだ、これ?」
ルパンは、テーブルの上に「濡れた包み」があるのを発見します。

ルパンは「包み」をゴミ箱に捨てます。あー、それが「ブツ」では?

戻ってきた次元に不二子のことを聞かれ、部屋にいないことに気付くルパンです。トイレに行ってみると、水が流れます。喜ぶルパンたちでした。

その頃不二子は、外にいました。昨日のことを思い出す、不二子です。

(回想始まり)アジトにやってきた不二子。ルパンは酔っています。

不二子「今日は、私たちの・・・」

不二子「ちょっとルパン。今日は何の日か、覚えてないワケ?」

ルパン「えー、なんだっけ?」

不二子「知らない」

ルパンへのプレゼント」を、トイレタンクに放り込む不二子でした。

トイレが詰まったのは、これが原因だったのです。この日は、ルパンと不二子にとっての何かの記念日だったようです。(回想終わり)

不二子「(クスッ、)バカ」

ゴミ箱の中にある「不二子からのプレゼント」。ルパンからすれば、一度も見たことのない「ブツ」ですからしょうがないとは言えますが。。。

記念日を忘れていた、ルパンが悪いということで。それにしても、何の記念日だったのでしょうか?

今後の展開は?

予告は「7.62mmのミラージュ」。
ルパンの元に届けられた、大富豪からの挑戦状。彼が雇った殺し屋は、元傭兵の狙撃手・ミラージュ。次元は、ミラージュの過去を知っているようです。
次元回が来ましたよ!

終わりに

不二子ちゃんが可愛かったな~。

何の記念日だったのか、そして不二子のプレゼントは何だったのか、が気になりますがこれはいわば「舞台装置」です。

記念日を忘れたルパンに対して、へそを曲げた不二子ちゃんは、ルパンに贈ろうと思っていたプレゼントを、トイレタンクに放り込みます。これが今回の話のキモですが、あえて「舞台装置」の記念日とプレゼントの中身には触れなかったことで、かえって視聴者は記念日と中身が気になります。

無駄を省きつつも余韻を残す、という意味で今回の脚本は、非常に上手いと思いました。
次回も見たいと思います。

では、今夜もアニメでよろしくね!

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