『メガロボクス』第1話 感想

はじめに

こんにちは。こんアニ!管理人の「あにこん」です。

今回は、『メガロボクス』第1話感想をお送りしたいと思います。

『あしたのジョー』が原案で、トムス・エンタテインメントのオリジナルアニメということなので楽しみです。

新番組チェック

原作

原作:高森朝雄先生、作画:ちばてつや先生の漫画『あしたのジョー』が原案です。

ボクシングが題材であり、登場人物の雰囲気などに『あしたのジョー』の要素が含まれていますが、設定や物語に直接の繋がりはなく、オリジナルアニメです。

制作会社・監督さん

アニメーション制作は、トムス・エンタテインメントです。

監督は森山洋さん。『メガロボクス』が初監督作品です。

シリーズ構成・脚本

真辺克彦さんと小嶋健作さん。

真辺さんは映画『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』の脚本を、小嶋さんは映画『続・深夜食堂』の共同脚本を担当されています。

世界観

現在より、ちょっと未来の世界?

人の住む都市には、「認可地区」と「未認可地区」という2つのエリアが存在している。

認可地区は、未来的な建物が建っていて、市民権を持つ人々が不自由なく暮らしている。

未認可地区は、荒廃したスラム街。市民権を持たない者がその日暮らしで住む。

人々は、「ギア」という腕力を増強させる機械を身に着けて、ボクシングのように殴り合う「メガロボクス」という格闘技を娯楽としていた、というところでしょうか。

シリーズストーリー

未認可地区に住む「ジャンクドッグ(主人公)」は、地下リングでのメガロボクスを仕事にしていたが、強すぎる為に不本意な八百長試合を強いられており、現状に大きく不満があった。

そんな中、ジャンクドッグはメガロボクスの絶対王者である勇利に出会う。

勇利を倒すため、ジャンクドッグは全力を注いで彼と闘っていく、という流れになると思われます。

オープニング&エンディング

OPは無し。次回チェックします。

EDの曲は「かかってこいよ」。歌:NakamuraEmi。

何か「退廃した世の中を、斜に構えて歌う」みたいな感じです。
曲調からすると、これは本当にエンディングテーマである感じがします。

NakamuraEmiさんは、『笑ゥせぇるすまんNEW』のオープニングテーマも歌っています。

キャラクターデザイン

清水洋さん。映画『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』のキャラデザをされています。

声優さん

主人公のジャンクドッグに細谷佳正さん。

細谷さんは、数多くの役を演じておられますが、あにこん的に特に印象が強いのは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のオルガ、『田中くんはいつもけだるげ』の太田、『アルスラーン戦記』のダリューン、『進撃の巨人』のライナー、『文豪ストレイドッグス』の国木田独歩、というところです。

細谷さんは、「ちょっと陰がありつつも、己の信念を貫く熱い男」といった感じの役柄が「ど真ん中」だと思うので、今回の役はイメージぴったりだと思います。

作画・音楽

普通に良いと思います。

砂ぼこり描写が多いのと、服装、装備品で『鉄血のオルフェンズ』のような感じがしました。また、バイクの走行シーンは結構かっこよかったです。

今回の感想

ギアを使った「メガロボクス」は、無理があるのではないか?

ギアを使って腕力を増強するのは可能だと思いますが、肝心の防御が全く増強されていないように見受けられます。

これでは、ちょっと腕力増強したら、首の骨が折れたり、頭蓋骨が砕けたりして、あっという間にメガロボクサーは天国行きではないでしょうか?

しかし少なくとも、メガロボクスに負けたものが即、死んでいるという描写はなく、主人公のジャンクドッグがノックアウトされた場面でも、通常のボクシングの敗者のような感じ(ちょっと出血して顔が腫れている程度)でした。

考えられることは二つ。

  1. メガロボクサーは、先天的もしくは後天的に肉体を強化されており、ギアで殴られても即死しない程度の耐久性を有している。
  2. ギアは肉体を強化するものの、大した増強効果はなく、殴られた場合のダメージも素手と大差ない

1というのは考えづらいですね。

チャンピオンならともかく、市民権も持たないジャンクドッグがそんなスーパーな肉体を持っているとはちょっと考えられないです(何かの特殊現象で、人類に超能力が宿っている、というのも考えられますが、そうすると別の物語になってしまいます)。

そうすると2ですが、、、
何のことはない、メガロボクスは単なる「こけおどし」ですか?

素手で殴りあうのは地味だから、派手なギアを装着して演出で盛り上げ、観客に楽しんでもらおうという仕組みなのではないでしょうか。

興行として考えれば、面白いですね。派手ですし。

強いギアをつければ勝てる?

一方で、勝利を最優先に考えた場合、最新型の高性能のギアを装着すれば、いくらでもチャンピオンになれそうな感じがします。

しかし、それでは個人の能力が全く意味を持ちませんし、普通に考えればF1レースのように、レギュレーションと言うか規格が設定されて、その範囲内でギアを調整することになるはずです。

そういえば、試合を始める前にギアのチェックをして「違反無し」という確認をしていましたね。

主人公のギアは、いくらなんでもボロすぎでは?

ジャンクドッグが装着しているギアが、これまた貧弱です。

ほそーい油圧シリンダーみたいなやつが左右2本ずつ付いていますが、こんなので腕力増強効果があるのでしょうか?

「製作サイドの演出」だとは思うものの、これは結局、ジャンクドッグの地力で勝っているのではなかろうか?、と思わずにはいられません。

これも、「ギア=こけおどし」と思ってしまう理由です。

市民と非市民、最近見た

未認可地区の荒廃した感じ、つい最近見たなあと思ったら、そういえば『パンドーラ』がありました。

メガロボクスが悪いわけではありませんが、寂れた近未来の都市というのは流行りなのでしょうか?

まあ、物語の設定としては定番なのでしょう。

今後の展開は?

ジャンクドッグと戦うために、自ら地下リングにやってきた勇利。

次回は二人の戦いですが、普通に考えれば、ジャンクドッグは勇利に負けるでしょう。

負けて、「くそう。次は勝つ!」ということで、勇利に挑戦して行く流れになるものと思われます。

間違って勇利に勝っちゃったら、残りの番組は何を放送するんでしょうか?(いらぬ心配)

終わりに

オリジナルアニメのメガロボクス、楽しめました。
次回も見たいと思います。

では、今夜もアニメでよろしくね!

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