目次
はじめに
こんにちは。こんアニ！管理人の「あにこん」です。
今回は、『ルパン三世 PART5』第１６話感想をお送りしたいと思います。
不二子の問いに対する、ルパンの返答はいかに？ と言うか、大筋的には、パダール王国のクーデターがどうなるのかの方が大きな話ですよ。
今回の感想
ルパンとアミ、王宮へ向かう
ルパンとアミは、変装をして王宮へ向かいます。「即位式に向かうドルマを、送り届ける」という名目です。
しかし、ルパンはちゃんと軍人に変装していますが、アミは服装をドルマに合わせてあるだけです。顔は全然変えてないんですけど、よくダマせますね。
まあ、フードに隠されていたらよく見えないから、顔は変装しなくてもいいんでしょうか。
ルパンは、アミにお礼を言います。前回のラストで、ルパンと不二子のところに飛行船が突っ込んできたのは、アミがハッキングしてやったことだったのです。やるね！
「アミは、すごい」とルパンに言われて、照れるアミです。しょっぱなから、可愛いじゃないですかアミちゃん！
しかし、ルパンと不二子の話はどうなったのですか？ これは、最後まで引っ張るパターンですか？
銭形、不二子と遭遇
そう思っていたら、ルパンを追ってパダール王国に入国していた銭形が、不二子と偶然出会います。銭形は聞きます。「ルパンはどこにいるのだ？」
不二子「知らないわよ。あんなやつ」
ルパンは、どんな答えをしたのかな？ 気になる～
ネットで国王の声明を配信
ＩＴ企業「SHAKEHANZ」社が動きます。私設軍隊？に要請し、パダール軍に占拠されていた通信施設を奪還します。これによってインターネットが使用可能になりました。ネット回線で視聴できるようになり、街に流れる国王の演説です。
前回出てきた「謎の人物」は、エンゾ・ブロン。「SHAKEHANZ」社の創立者でした。この人、なんか大物っぽいんですけど、また別の話でもルパンに関わって来るのかな？
国王の演説が流れ、改革派が少し有利になったと聞いて喜ぶドルマです。しかし、なんか「自分が犠牲になるよオーラ」を出しているようで、心配になります。大丈夫か、ドルマ？
ハイテク駆使のアミ
再び、ルパンとアミです。王宮に入ったまではいいですが、生体認証システムのセキュリティにルパンはちょっと手こずります。そこに出てくるアミ。得意のハッキングで生体認証をクリアしました。すげーな。
かっこいいアミです。しかし、片眼鏡のようなアイテムをつけてます。これ、前にルパンもつけてましたね。
これをつけていると、アルセーヌ・ルパンのような、なんか伯爵とか貴族のような感じもしますね。
こんな状況でも、友達を助けようと思うとは大したものだ、というルパンです。
アミは「一人しかいない友達だからね」と言います。またまた照れちゃう、アミちゃんです。
ルパンも言います。「俺も、友達は二人だけだ」次元と五ェ門ですね。そういえば、彼らはどこにいるのでしょうか？
大師教、俗物
形勢が不利になった大師教は、ドルマを連れ、南部に逃げようとします。王宮以外の場所で即位式を行い、「血と涙の雫」も偽物を使うといいます。
即位式は、「血と涙の雫」を使い王宮で行うのが伝統。伝統を全く無視したやり方に、怒るドルマです。
全くどっちが「伝統派」で、どっちが「改革派」かわかったもんじゃないです。
しかし、偽物の「血と涙の雫」を使っても民衆は分からない、とかドルマ王女の「まがいもの」の準備もしてある、とか大師教もどんどん小悪党化して行きます。全然、坊さんらしくない。俗物。
助けに入る、ルパンとアミ
とうとう、ドルマにも銃口を向ける大師教。ウーゴはドルマを守ります。そこにルパンが現れます。
大師教は、ルパンとアミも抹殺しようとします。
ピンチかと思ったらば、次元と五ェ門の登場と活躍により、たちまち形勢逆転します。しかし、いくらルパンを追いかけるのが面倒だからといって「ゴールで待つ」はないよなー。
どんだけ次元と五ェ門は、スーパーやねん。
追い詰められた大師教は、ルパンに対し、ハーレムや安全保障の提供などを提案し、あらゆる手を使って懐柔しようとします。
しかし、それはアミによってネット中継されていました。大師教の愚かな発言は、全国民の知るところとなります。
兵士にも問い詰められて、万事休すの大師教。墓穴を掘りましたね。自滅です。
ウーゴ、撃たれる
しかし、兵士の追求はドルマにも向かいます。「ドルマ王女も、グルだったのですか？」
ドルマは覚悟したように言います。「そうだ・・・」
あー、これは、自分が悪者になって、国を安定させようというつもりでは。。。だめよ！
しかし、その発言は、ウーゴによって遮られます。「王女がいれば、まだチャンスはある。即位式を行うのだ」とウーゴは言います。
ウーゴは、ドルマが（自分が悪者になって）犠牲になろうとしているのを知り、それを止めようとしているのでしょう。
ダーン！ しかし狙撃されるウーゴです。
ドルマは（一瞬ですが）取り乱します。「違う。その男は、、、」しかし次の瞬間、ドルマは意を決します。
アミのカメラの前に立つ、ドルマ王女。
「諸悪の根源である、アメリカのCIAは討たれた。これでパダールも解放される。伝統派も改革派も関係ない。これで、パダールは救われるのだ」
もちろん大嘘ですが、ドルマは、これでパダールを安定させようと覚悟したのです。「大悪党」になろうというのですね。
ひっそり涙を浮かべるドルマです。ウーゴの死を悲しみます。
初恋の話をしよう
「『大悪党』になる覚悟は、決めたみたいだな」
ドルマを励ますルパンです。パダール王国も、これで安定に向かうでしょうか。
ドルマに対して「（マック先生のことは）大丈夫か」と気遣うアミです。
それに対して、マック先生（ウーゴ）は「初恋だった」というドルマです。赤面ドルマ良し！ ウーゴは死んでしまったけどね。。。
「私はね、、、」とドルマにささやくアミです。アミは、当然ルパンだよなあ。
そう思っていたら、「私、ルパンに恋してるんだと思う」大胆に告白するアミです！
困った時やピンチの時にルパンの顔が思い浮かぶから、これは恋に違いないという分析です。
そういうことは分析するもんじゃないと思うぜ、と言うルパン。
しかし、初恋というのは「初めて」するものですから、分析するのももっともかもしれません。
そういえば、思い返せばあれが初恋だったなあ、と思う人も多いのでは？ 最初の恋は、考えないと気付かないかもしれません。
アミ「峰不二子よりいい女になったら、会いに来てもいい？」
あにこん的には、そのままでもいいけどね！ いや、既に今、不二子を追い抜いているよ！
「待ってるぜ」と言うルパンです。
アミが、押しかけ女房になってルパンファミリーとなったら面白い感じもします。
ルパンと不二子の話はどうなった？
銭形と不二子が話をしています。ともかく、あの時ルパンはどんな返事をしたのか？
突っ込んできた飛行船から不二子を守ったルパンは、なんと「血と涙の雫は、頂いていくぜ」と言って去っていったのです！ 答えてないやん！
「（ルパンは）逃げたのよ」と言う不二子です。
銭形も「（ルパンは）泥棒だからな」と言います。銭形、警察官のくせに付き合いがいいな。
「お前は（ルパンのことを）どう思っているのか」と銭形は問います。
不二子は「大嫌いよ」と言います。嘘つき！
今後の展開は？
予告は「探偵ジム・バーネット三世の挨拶」。
パダール王国編が終わって、新しい話です。一話完結かな？
ルパンが探偵になります。そして、盗みをしない。これまた、珍しい話ですよ。
終わりに
面白かったです。面白かったんですが、実はちょっと肩透かしを食らったような感じもしています。前回の引きでは、不二子がルパンに問いかけをして終わりました。それなのに今回は、終始パダールの話だったので、ずっと「ルパンの返答」が気になってたんです。
結局、ルパンと不二子の話はほとんど無しでした。まあ「ルパンと不二子の関係性」は、はっきりしていないから良いのであって、「嫁さん」とか「恋人」とか「商売がたき」とか決めてしまってはつまらんわけです。
だから、そもそも今回、ルパンが不二子に「答え」を言うことはありえなかったわけですが、ついつい「ルパンは、どう返答するのだろう」と思ってしまいました。
脚本家の方の策に、まんまとはまってしまいましたね。初恋の話も、ドルマとアミの話でしたが、これなんかもルパンと不二子がらみかな、と思い込んでましたから。
しかし、不二子が前回「ルパン、私はあなたにとって何？」と質問したことは事実です。
不二子はルパンと結婚して仲良くやる、というタイプではないのは分かっていますが、一方で「ルパンは自分のことをどう思っているのか、はっきりさせたい」という気持ちも持っているわけです。女心は複雑、ということですね。
次回も見たいと思います。
では、今夜もアニメでよろしくね！